本記事の内容
- プロンプトエンジニアリングの学習方法5選
- プロンプトエンジニアリングを学習するメリット
- 学習したプロンプトエンジニアリングの活用場面
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
プロンプトエンジニアリングが話題になっていますね。
その結果、学習して正解。
プロンプトエンジニアリングを学んでChatGPTの活用の幅が広がったし、作業の効率もアップしました。(後ほど紹介します。)
今回は、そんなぼくが「おすすめの学習方法」と「学習するメリット」を紹介します。
あなたもプロンプトエンジニアリングを学習して、AIを使いこなしましょう。
それでは、早速始めます。
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プロンプトエンジニアリングとは
まずは、プロンプトエンジニアリングの概要を抑えておきましょう。
そもそも「プロンプト」って何?ってところから解説していきます。
プロンプトって何?
プロンプトとは、AI(人工知能)に仕事をしてもらうための指示文を指します。
専門的にいうと、人工知能に文章や画像を出力させるための自然言語(人間が話す言葉)で書かれた文章のこと。
また、プロンプトには以下の要素が含むのが一般的です。
- 命令 - モデルに実行してほしい特定のタスクまたは命令
- 文脈 - 外部情報や追加の文脈が含まれる場合があり、モデルをより良い応答に導くことができます。
- 入力データ - 応答を見つけたい入力または質問
- 出力指示子 - 出力のタイプや形式を示します。
引用:プロンプトの要素 | Prompt Engineering Guide
以上がプロンプトの概要です。
プロンプトエンジニアリングって何?
プロンプトエンジニアリングとは、プロンプトを設計する技術のことを指します。
プロンプトエンジニアリングの概念が出てきたのは以下の理由があります。
- AIを効率的に使用するため
- AIが生成するコンテンツの質を向上するため
- 生成AIの弱点を利用者側で補うため
AIの性質上、こちらの入力文が悪いと、出力される結果の質も低下します。
それを解消するのがプロンプトエンジニアリングです。
それと同じで、プロンプトエンジニアリング=AIとのコミュニケーションスキルなんです。
なお、設計自体にプログラミング技術は不要で、エンジニアの専門知識がなくても学べるのが特徴です。
プロンプトエンジニアリングの学習方法5選
ぼくがおすすめするプロンプトエンジニアリングの学習方法が以下の5パターンです。
- 本・電子書籍で学ぶ
- 論文で学ぶ
- ブログ記事やnoteで学ぶ
- YouTube動画で学ぶ
- オンライン講座(スクール)で学ぶ
それぞれポイントをおさえて説明します。
①本・電子書籍で学ぶ
1つ目の学習方法が「本・電子書籍で学ぶ」です。
メリット・デメリットは以下のとおり。
メリット | デメリット |
・安い費用で学習できる ・自分のペースで学習できる ・体系的な知識を身につけられる | ・情報の鮮度が少し劣る ・疑問を解消しにくい ・挫折しやすい |
最大のメリットは、コスパの良さですね。
また、電子書籍ならスマホ1台あればどこでも学べます。自分のペースで学習を進められますね。
2023年時点では、個人が出版しているような電子書籍はありますが、大手出版社から出版されている本は少なめです。
なので、今はKindle Unlimitedに加入して、個人出版の電子書籍をたくさん読むのが最善の学習方法かと。
おすすめの本・書籍はこちらでまとめました。
プロンプトエンジニアリングが学べるオススメ本5選【無料あり】
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②論文で学ぶ
2つ目の学習方法が「論文で学ぶ」です。
メリット・デメリットは以下のとおり。
メリット | デメリット |
・情報の鮮度が高い ・情報の密度が高い ・情報の信頼性が高い | ・英語論文がほとんど ・読むのに時間と労力を要する ・前提知識がないと理解しづらい |
プロンプトエンジニアリングのような新しいスキルを学ぶなら「論文」は避けて通れないですね。
もし英語力に自信があるなら、論文に挑戦してみましょう。
おすすめの論文はこちらでまとめています。要約つきです。
リンク準備中ですm(__)m
③ブログ記事やnoteで学ぶ
3つ目の学習方法が「優良なブログ記事やnoteで学ぶ」です。
メリット・デメリットは以下のとおり。
メリット | デメリット |
・理解しやすい ・情報の鮮度が高い ・感度の高い人の意見を吸収できる | ・情報の取捨選択が必要となる ・情報の信頼性を確かめる必要がある ・手に入る情報・知識が断片的になる |
個人的には、優良なブログやnoteで学ぶのもおすすめです。
なぜなら、新しい技術はインターネット上でこそ議論が活発になるからです。
また、ネット上のコンテンツはわかりやすいように書かれています。
「本や論文はハードルが高いな…。」と思う人は、ブログやnoteから入ってみるのがおすすめ。
プロンプトエンジニアリングを学べるサイトやブログはこちらでまとめています。
【無料】プロンプトエンジニアリングを学べるおすすめブログ7選
続きを見る
④YouTube動画で学ぶ
4つ目の学習方法が「優良なYouTube動画で学ぶ」です。
メリット・デメリットは以下のとおり。
メリット | デメリット |
・わかりやすい ・無料で学べる ・スキマ時間を活用しやすい | ・まだ数が少ない ・視聴に時間を要する ・情報の信頼性が確かめる必要がある |
まだ数は少ないですが、プロンプトエンジニアリングを扱ったYouTube動画もいくつかアップされています。
ビジュアルやトークの方が理解しやすい!という方は動画から入るのもありですね。
個人的には、伊藤穰一さんのYouTube動画がおすすめです。
⑤オンライン講座(スクール)で学ぶ
5つ目の学習方法が「オンライン講座(スクール)で学ぶ」です。
メリット・デメリットは以下のとおり。
メリット | デメリット |
・プロの教材で学べる ・学習を挫折しにくい ・講師のサポートがある | ・費用が高め |
ぼくもTechAcademyのはじめてのプロンプトエンジニアリングコースを受講しました。
オンライン講座(スクール)で学ぶ最大のメリットは、講師のサポートを受けられること。
新しい技術を学ぶときってわからないことがあっても解決しにくいんですよね。
なので、未経験や初心者の方こそ、サポート体制が整う講座(スクール)がおすすめです。
ですが、講座やスクールは本に比べて費用がお高め。
なので、きちんと比較できるようにおすすめの講座・スクールをまとめてみました。参考にしてください。 続きを見る 続きを見る
プロンプトエンジニアリングを学べるおすすめ講座【無料あり】
プロンプトエンジニアリング学習のおすすめスクール7選【理由あり】
プロンプトエンジニアリングを学習するメリット
では、プロンプトエンジニアリングを学習するメリットは何なのか。
その答えが以下のとおりです。
- ChatGPTの活用の幅が広がる
- 生産性が向上する
- 現職の付加価値になる
それぞれ深掘りしていきます。
ChatGPTの活用の幅が広がる
1つ目のメリットは「ChatGPTの活用の幅が広がる」ことです。
というのも、プロンプトエンジニアリングを学ぶと、質問や指示の仕方のバリエーションが増えるから。
誰でも利用できるツールだからこそ、プロンプトエンジニアリングで周りに差をつけられます。
生産性が向上する
2つ目のメリットは「生産性が向上する」ことです。
ちなみに、2つの側面で生産性が向上します。
- 既存の作業の効率化
- 生成されるコンテンツの精度の向上
①既存の作業の効率化
これまで人間が行っていた作業をAIによって効率化・自動化できる点です。
作業が効率化・自動化されると、人間は他の作業に取りかかれますよね。
結果的に、ひとり当たりの生産性はアップ。さらに、作業にかかるコストもカットできます。
②生成されるコンテンツの精度の向上
適切なプロンプトエンジニアリングを身につければ、質の高いコンテンツを生成できます。
すると、「あれ?自分で作業したほうが早くね?」って思っちゃいますよね。
ですが、プロンプトエンジニアリングを学べば、その問題を解消できます。
この問題を解消できるかどうかはかなり大きな差になるかと。。。
現職の付加価値になる
3つ目のメリットは、現職の付加価値になる点です。
今後どの業界でもAIを活用する未来になります。
そして、その未来ではAIを上手に活用できるスキルが重宝されるはずです。
たとえば、AIとの関係が薄い建設業界でもいえますね。
- 発注者に対する報告書の作成
→AIを使って書類の下書きを作成 - 同僚へのメール文作成
→AIを使って自動生成 - 海外技術に関する論文読み
→AIで要約・効率化
作業は効率化。AI導入の促進に最適な人材だと思われる。こんな感じで付加価値は確実に上がりますね。
学習したプロンプトエンジニアリングの活用場面
せっかくプロンプトエンジニアリングを学習したなら、活用しないと意味がないですよね。
ということで、プロンプトエンジニアリングの活用場面を以下にまとめました。
- テキストの生成
- 画像の生成
- 情報収集
- データ分析
- タスクのサポート
それぞれ紹介していきます。
テキストの生成
プロンプトエンジニアリングを学習する目的がテキスト生成の人も多いはず。
プロンプトエンジニアリングを活用すれば、AIに以下のコンテンツを作成させられます。
- ビジネスメール
- プレゼン資料のアウトライン
- ブログ記事
- キャッチコピー
- 小説
おそらくプロンプトエンジニアリングの威力が最大限に発揮できる分野が「テキスト生成」だと思います。
画像の生成
続いての活用場面が「画像の生成」です。
しかし、ここでも技術が必要となります。
プロンプトエンジニアリングを理解しているかで、出力される結果は大きく異なります。
情報収集
また、ChatGPT等を使えば情報収集にも使えます。
プロンプトエンジニアリングによってChatGPTに適切に指示すれば、過去のデータから知識を提供してくれます。さらには、既存の検索エンジンから情報を引っ張ることも可能。
さらに、ChatGPTでは収集した情報をスプレッドシートにまとめることもできちゃいます。
まだ情報の信頼性については議論が分かれています。しかし、検索エンジンで情報収集するよりもスピーディーかつ便利なのは明らかです。
データ分析
また、ChatGPTはデータ分析も可能です。
こちらから分析に使用するデータとプロンプトを与えると、自動で分析してくれます。
また、最近ではChatGPTの新機能「code interpreter」もリリースされ、データからグラフ生成等もできるようになりました。
今後もこうしたデータ分析の機能は追加されるんじゃないですかね。
タスクのサポート
最後がタスクのサポートですね。
たとえば、以下のようなものです。
- 文章の要約
- 文章の増量
- 文章の翻訳
- 情報の整理
- ディスカッションの練習相手
このように、プロンプトエンジニアリングを学べば、数えきれないくらい活用の幅が広がります。
プロンプトエンジニアリングは今すぐ学習すべき!
- 費用を抑えたいなら「本・書籍」で学ぶべし
- 未経験・初心者は「講座・スクール」で学ぶべし
- 必要に応じて論文やブログ記事もチェックしよう
プロンプトエンジニアリングは今すぐ学習すべきです。
理由は、以下のとおり。
- 先行者利益を取れるから
- AIトレンドは今後も強まるから
- AI分野は一度置いてかれると、追いつくのが大変だから
すこし早く学習し始めたぼくも、ついていくのに精一杯です。
なので、AIの領域は早め早めの行動が大事。
最短ルートでプロンプトエンジニアリングを理解するなら、やっぱりオンライン講座の受講がおすすめです。
費用は高めですが、今後の未来を考えればこのタイミングでの投資は非常に重要です。
とはいえ、不安な人がほとんどなはず。
なので、下記記事にて、ぼくが実際に受講したTechAcademyの「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」のレビュー記事を貼っておきます。ぜひ参考にしてください。
はじめてのプロンプトエンジニアリングコースの体験レビュー【TechAcademy】
続きを見る
それでは、また。