本記事の内容
- プロンプトエンジニアはいらなくなるのか?
- プロンプトエンジニアが不要にならない理由
- プロンプトエンジニア不要論が流れる理由
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
この記事を書いているぼくですが、2023年7月にTechAcademyの「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」を修了。現在は独学しつつ、ブログでアウトプットしています。
結論、プロンプトエンジニアリングは当分の間は不要にならないと思います。むしろ、需要は高まり続けるはず。
今回は、その理由や根拠を紹介するとともに、なぜ不要論が流れるのかを深掘りしていきます。
「プロンプトエンジニアリングを学びたいけど、時間を投資する価値があるのか不安だな。」と悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。
それでは、早速いきましょう。
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プロンプトエンジニアが不要にならない理由
プロンプトエンジニアが不要にならない理由が3つあります。それが以下のとおり。
- AIは発展途上だから
- まだAIを使いこなしている人が少ないから
- 応用範囲が広いから
それぞれ丁寧に解説します。
①AIは発展途上だから
AIはまだ発展途上であり、課題が多めです。なので、プロンプトエンジニアの需要は続いていきます。
なぜなら、プロンプトエンジニアはAIの課題をカバーするために生まれた仕事だからです。
具体的にいうと、AIには以下の課題があります。
- バイアス(偏り):学習データに偏りが出力内容にも反映
- 不正確性:誤った情報を生成することがある
- 脆弱性:AIに誤った情報を教えるなどの攻撃には弱い
そのため、AIに課題がある限り、プロンプトエンジニアの仕事は残り続けると考えられます。
とはいえ、AIが完璧な存在「AGI(汎用人工知能)」になってしまうと話は別。
ただ、その場合、他の仕事もAIに代替されている時代になっているので、プロンプトエンジニアリングどころの話ではないですね。
②まだAIを使いこなしている人が少ないから
さらに、まだAIを使いこないている人はすくなめです。
最近は以前より普及しているものの、実際に活用しているのはごく一部の企業。
また、今さら高齢者がAIの勉強をしようとは思わないですよね。。。
その高齢者やおじさんの代わりにAIを用いた業務改善をしていくニーズはますます増えるはずです。
だからこそ、プロンプトエンジニアは不要にはならない。むしろ、需要は高まっていくと予想されます。
③応用範囲が広いから
最後の理由が「応用範囲が広いから」です。
現状はIT企業を中心にAIの活用が進んでいますが、今後は他の業界にも活用されていくはずです。
しかし、先程も書いたとおり、AIの活用方法を知っている人はごく一部。
なので、まだAIの使い方が分からない人の代わりにAIを上手に使いこなすプロンプトエンジニアリングの需要は高まっていくと考えられます。
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プロンプトエンジニアが不要論が流れるのはなぜか
では、なぜプロンプトエンジニアの不要論が流れるのか。
考えられる理由が以下の3つです。
- 既存のITエンジニアには具合が悪いから
- まだ重要なスキルと認識されてないから
- AI発展によりプロンプトの重要性が低下するから
下記で各項目を深掘りしていきます。
①既存のITエンジニアには具合が悪いから
1つ目の理由は、既存のITエンジニアからしたら具合が悪いからです。
なぜなら、不安を煽ったほうがコンテンツの数字が伸びるからです。
でも、そんなニュースを真に受けてしまう人からすると、プロンプトエンジニアは嫌な存在に感じますよね。
そんな人たちが「プロンプトエンジニアなんてクソだ!」みたいなことを言い出し、プロンプトエンジニア不要論などに繋がっているのだと予想できます。
ただ、基本的にはこういった偏向報道は無視してOKです。
プロンプトエンジニアが増えることでITエンジニアが不要になるわけでもないし、プロンプトエンジニアも今後確実に需要は伸びるので、不要にはなりません。
②まだ重要なスキルと認識されてないから
2つ目の理由が、プロンプトエンジニアリング=重要なスキルと認識されていないからです。
- 重要なスキルと認識されていない
- 予算や労力が割かれない
- プロンプトエンジニアは不要
みたいな流れかなと思っています。
プロンプトエンジニアが不要というか、そこにリソースを割けないというのが本音なのかなと。。
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③AI発展によりプロンプトの重要性が低下するから
3つ目が、AIの発展によりプロンプトの重要性が低下するからです。
というのも、このままAIが発展し続ければ、人間の知能を超えるタイミング(シンギュラリティ)が来るとされています。
そうすると、プロンプトエンジニアの仕事さえもAIに代替されていく可能性があります。
とはいえ、まだ先の話だとは予想されるので、当面はプロンプトエンジニアの需要はあると思っていいでしょう。
ただし、プロンプトエンジニアがなくなる未来もある
ここまでプロンプトエンジニアの可能性について語ってきましたが、悲報です。
それはプロンプトエンジニアがなくなる未来もあるということ。
理由は、AI自身が完璧なプロンプトを生成できるようになる可能性もあるからです。
つまり、AIがもっと賢くなると、自ら最適なプロンプトを生成するようになり、問題解決とゴール設定だけ与えれば、すべてAI側でプロンプトの入力と出力を繰り返してくれるようになるということですね。
ですが、AIをうまく使いこなせるに越したことはありません。なので、ぼくは積極的にプロンプトエンジニアリングを学んでいくべきだと思ってます。
参考:So Long “Prompt Engineering,” We Hardly Knew Ya
まとめ:プロンプトエンジニアを目指したい人へ
まとめます。
「プロンプトエンジニア」という職業の価値は今後変化していきます。(一時的には価値が急騰して、その後、AIの発展とともに衰退する)
重要なのは肩書きよりもプロンプトエンジニアリングというAIを上手に使いこなすスキルです。
あなたはどうしますか?
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それでは、また。