本記事の内容
- プロンプトエンジニア副業の仕事内容・種類
- プロンプトエンジニア副業に必要なスキル
- プロンプトエンジニア副業の案件を獲得する方法
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
この記事を書いているぼくは、TechAcademyの「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」の修了生。現在は、独学を継続しつつ、ブログで発信をしています。
そんなぼくもプロンプトエンジニアを副業にできないか試行錯誤中です。
そのリサーチや試行錯誤の中で得た情報をもとに、プロンプトエンジニアを副業にするのに必要なスキル、案件を得る方法を紹介してきます。
プロンプトエンジニアが本格的に副業になる時代に備えて、この記事で前提知識を把握していきましょう。
それでは、早速いきます。
プロンプトエンジニア副業の仕事内容・種類【具体例あり】
プロンプトエンジニアリングを活用した副業にどんなものがあるか調べるため、有名なクラウドソーシングサイトの「ランサーズ」「クラウドワークス」、スキルマーケットである「ココナラ」を調査しました。その結果が以下のとおり。
それぞれどんな内容が掲載されていたかまとめていきます。
AIを活用した業務課題解決の提案
掲載媒体 | ランサーズ |
業務内容 | ChatGPTを活用した課題解決の提案・サービス実装・ヒアリング |
業務期間 | 長期の継続業務 |
報酬額 | 100万円〜300万円/月(100%稼働時・スキル見合い) |
1つ目は、情報通信業界のクライアントに対して、ChatGPTを活用した業務課題解決を推進する業務ですね。
ChatGPTの知識はもちろんのこと、IT知識、コンサルティング能力が必要となる業務です。
報酬単価はめちゃくちゃ高いですが、なかなか素人が参画できる業務ではないかもです。
生成AI(ChatGPT等)に関する記事のライター
掲載媒体 | クラウドワークス |
業務内容 | プロンプトエンジニアリングやAIの活用方法に関する記事を執筆する |
業務期間 | 単発 |
報酬額 | 11,000円(税込)/1記事単価 |
2つ目は、記事ライター案件です。プロンプトエンジニアリングを学習したあと、その知識を使って生成AIに関する記事を執筆する感じですね。
普通にWEBライターの案件なので、一番取り組みやすい案件かもです。
WEBライティング×プロンプトエンジニアリングの両方のスキルがあれば、十分に対応できそうです。
プロンプトエンジニアリング代行業
掲載媒体 | ココナラ |
業務内容 | ChatGPTのプロンプト作成 |
業務期間 | 依頼から納品までに約1週間 |
報酬額 | プロンプト数、難易度に応じて変動 |
3つ目は、プロンプトエンジニアリング代行業。
相手の業務やビジネスに合わせて、最適なプロンプトを提案・作成する業務です。
既存の案件を受注するというよりも「こういうことできます。このスキル買いませんか?」と提案して仕事を得る感じですね。
実際ホリエモンもメルマガでプロンプトエンジニアリング代行業が流行るだろうと予想していました。
再現性が高い業務ですね。
AI活用のレクチャー・相談
掲載媒体 | ココナラ |
業務内容 | ChatGPTの使い方や活用法をレクチャーする |
業務期間 | 1回あたり60分 |
報酬額 | 5,000円 |
4つ目は、AI活用のレクチャーや相談です。
こういったレクチャーや相談はAI活用に出遅れている人の需要がありそうですね。
もちろんレクチャーするためには、ChatGPTやプロンプトエンジニアリングの知識は必要ですし、わかりやすく教える力も必要です。
ですが、こちらも手を出しやすい副業だと思います。
プロンプト集の販売
掲載媒体 | ココナラ |
業務内容 | AIプロンプトセットの販売促進 |
業務期間 | 即日 |
報酬額 | 販売数に応じた成果報酬制 |
5つ目は、プロンプト集の販売です。
プロンプト集の販売はすでに流行ってますよね。
特に美女を作る系の画像生成AIのプロンプト集は至るところで販売されています。
ぶっちゃけ怪しい商品もあります。
なので、もし販売する際には実際の入力画面・出力画面が示すようにしたほうが良さそうです。
プロンプトエンジニア副業の収入は?稼げる?
結論、プロンプトエンジニア副業は稼げると思います。
理由は、以下のとおり。
- AI技術の進化が早すぎてついていける人が少ない
- AI領域の人材不足が起きている
- 企業がAIの導入を急務としている
- すでに募集されている業務の単価が高い
収入は需要と供給のバランスで決まるので、AI人材が不足している現在は収入は高くなっていきます。
さらに、AIの成長が早すぎるので、それについていける人もごく一部となっています。
その分、どんどん高度な技術を持つAI人材は単価が向上していきますよね。
実際、プロンプトエンジニアの求人も増えてきており、求人サイトのindeedなどを見てみると下記のような求人が見つかります。
- プロンプトエンジニアリング:年収640万円~1,200万円
- 生成AIコンサルタント:年収800万円~1,200万円
- プロンプトエンジニアリングインターン:時給1,300円以上
年収の上限が1,200万円となっており、かなり需要が高まっていることがわかります。
このように、プロンプトエンジニアリングの需要は高まっており、副業でも稼げると予想されますね。
ちなみに、プロンプトエンジニアの具体的な仕事や年収をまとめた記事は下記からどうぞ。
プロンプトエンジニアになるには?仕事・スキル・年収・将来性を解説
続きを見る
プロンプトエンジニア副業に必要なスキル
ここまで書いてきた仕事内容を踏まえると、プロンプトエンジニアリング副業に必要となるスキルは以下のとおり。
- AIやプロンプトエンジニアリングの知識・技術
- ビジネススキル
- 営業力
それぞれ解説していきます。
AIやプロンプトエンジニアリングの知識・技術
当然、AIやプロンプトエンジニアリングの知識・技術が必要となります。
- AIに関する前提知識
- プロンプトエンジニアリングの技術
- 生成AIの使い方
- 基礎的なIT知識
- Pythonなどのプログラミング能力
まずは、プロンプトエンジニアリングを学習してみることをオススメします。
その後、案件を見ながら自分に必要なスキルを蓄えていくようにしましょう。
ビジネススキル
副業をやるうえでは、ビジネススキルが求められます。
具体的にいうと、以下のようなスキル全般です。
- 業務遂行力
- パソコンの活用力
- 自己管理能力
- 問題解決能力
- コミュニケーション力
ビジネスは必ず相手(顧客)がいます。
その相手に信頼されるためにも業務を円滑に進めるビジネススキルは必須です。
営業力
副業で大事になるのは、営業力です。
その中で勝ち抜く力は必須になりますよね。
ちなみに、ココナラなどの受け身で仕事を受けるものもありますが、そこでも結局は「僕(私)はこんなことができます」と提案する力が必要です。
プロンプトエンジニア副業の案件を獲得する方法
プロンプトエンジニアの副業案件を獲得する方法は以下のとおり。
- クラウドソーシングサイトを利用する
- スキルシェアサービスを利用する
- SNSを利用する
- フリーランスエージェントを利用する
基本的には一般的なエンジニアと同じですね。
簡潔に説明していきます。
クラウドソーシングサイトを利用する
1つ目はクラウドソーシングサイトを利用することです。
クラウドソーシングサイトは「仕事を依頼したい人」と「仕事を受けたい人」をつなぐサービスです。
代表的なのは「ランサーズ」「クラウドワークス」ですね。
メリットは以下のとおり。
- 案件の規模が幅広い
- 案件に気軽に応募できる
- 初心者でも挑戦しやすい
まずは「ランサーズ」「クラウドワークス」あたりに登録して、案件を眺めてみましょう。
そのうえで、自分が挑戦できそうな案件に応募するだけです。
スキルシェアサービスを利用する
2つ目の方法は、スキルシェアサービスの利用です。
代表的なのは、前半部でも紹介した「ココナラ」。
メリットは以下のとおり。
- 受け身で仕事を探せる
- 自分のスキルに相応の仕事ができる
先ほどのクラウドソーシングとは違い、「ぼく(私)、こんな仕事ができますよ」と提示して依頼を待つ形となります。
条件やスケジュールが合わない場合は断ることもできちゃいます。
なので、スキルシェアも初心者向けといえますね。
SNSを利用する
3つ目はSNSを利用することです。
具体的な方法として以下のパターンがあります。
- SNS(Twitterなど)でAIやプロンプトエンジニアリングに関する情報を発信
→発信に興味を持った人がプロンプトエンジニアリングの仕事を依頼してくる - ビジネスSNS(Wantedlyなど)に登録する
→企業の担当者とつながる、企業のスカウトを待つ
フリーランスエージェントを利用する
最後が、フリーランスエージェントを利用する方法です。
メリットは以下のとおり。
- 案件探しや営業の負担を減らせる
- 安定して案件を獲得できる
- 個々のスキルにあった仕事を獲得できる
営業に自信がない人や案件の単価がわからない人、自分のスキルを客観的に精査してほしい人はフリーランスエージェントを使うのが良さそうです。
フリーランスエージェントだと「IT求人ナビフリーランス」あたりが有名ですね。
プロンプトエンジニアリングで既存の副業を効率化することも視野に
すこし視点を変えることも重要です。
直接プロンプトエンジニアリングに関する副業ではなくとも、既存の副業を効率することも考えるべきですね。
むしろ、そちらのほうが再現性は高いと思います。
たとえば、ブログを運営している僕の場合は、下記のような改善が考えられます。
- ブログのキーワードリサーチをAIに任せる
- 記事本文の下書きを文章生成AIにつくらせる
- 作成した文章の誤字脱字をAIにチェックさせる
ブログ以外にもさまざまな分野に応用可能です。
- WEBライター×プロンプトエンジニアリング
- 動画編集×プロンプトエンジニアリング
- SNS発信×プロンプトエンジニアリング
可能性はさまざま。
まずはプロンプトエンジニアリングをざっくり学習してみて、自分の副業にどう活かせるを考えるだけでも意味がありますよ。
プロンプトエンジニアリングの効果的な学習方法5選【まとめ】
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プロンプトエンジニア副業の時代に備えて学習を始めよう
- プロンプトエンジニア副業は単価が高い
- プロンプトエンジニア副業にはそれなりのスキルが必要
- まずはプロンプトエンジニアリングを学習しよう
意外と調べてみると、プロンプトエンジニアの副業がありましたね。
その波に備えて、今のうちにプロンプトエンジニアリングを学んでおきましょう。
おすすめの学習方法は以下のとおり。
- プロンプトエンジニアリングをスクールで学ぶ
- プロンプトエンジニアリングを本で学ぶ
- プロンプトエンジニアリングを論文で学ぶ
それぞれ一長一短はあるので、その比較は下記の記事をご覧ください。
プロンプトエンジニアリングの効果的な学習方法5選【まとめ】
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それでは、また。