本記事の内容
- 小説向けのおすすめAI文章作成サービス7選
- AI文章作成ツールで小説を書く方法
- AI文章作成ツールで小説を書く際の注意点
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
今回は、小説向けのおすすめAI文章作成サービスを7つ紹介していきます。
さらに、その中から厳選して「SAKUBUN」「ChatGPT」「AIのべりすと」で小説を書く方法をそれぞれ解説しますね。
あなたが小説を書こうと思っているなら、AIの技術はかなり助けになるはず。
今のうちに学習しておきましょう。
それでは、早速いきますね。
【小説向け】おすすめのAI文章作成サービス7選+α
はじめに、小説におすすめのAI文章作成サービスを7つ紹介します。それがこちら。
- SAKUBUN
- ChatGPT
- AIのべりすと
- AI BunCho
- NovelAI
- Sudowrite
- Catchy
それぞれ解説していきます。
①SAKUBUN
サービス名 | SAKUBUN |
料金(月額) | 無料~9,800円 |
おすすめ度 | |
主な小説向け機能 | 「小説」「文章を膨らませる」「言い換える」「文体変更」など多数 |
ぼくが一番おすすめしているサービスが、「SAKUBUN」です。
なぜかというと、応用範囲が広い国内トップクラスのAIサービスだからです。
もちろん「小説」という機能もありまして、それ以外にも下記の機能があります。
- 文章を膨らませる
- 文章を要約する
- 言い換える
- 文体変更
- キャッチコピー生成
小説に役立つ機能がもりだくさんなんですよね。
「小説をもっと効率的に書きたいっす!」って方は、ぜひSAKUBUN導入するのをおすすめします。
無料あり
なんと、SAKUBUNはクレジットカード登録不要で、無料体験ができちゃいます。まずは、無料で体験しつつ、「あ、これいいかも」と思ったら、お試しで課金するのもありですね。
②ChatGPT
サービス名 | ChatGPT |
料金(月額) | 無料~20ドル |
おすすめ度 | |
主な小説向け機能 | プロンプト(命令文)次第 |
ChatGPTは、AIブームの火付け役となったチャット型言語モデルです。
ChatGPTは、自由度が高いので、小説の執筆や小説のアイデア出しに使えちゃいます。
たとえば、下記のように指示すれば、回答してくれます。
「恋愛小説の構成事例を3つ考えて」
とはいえ、ChatGPTは自由度が高いうえに、こちらの命令技術が試されます。
それがプロンプトエンジニアリングというのですが、こちらを説明が長くなるので、別記事でまとめました。
ぜひ合わせてご覧ください。
プロンプトエンジニアリングとは?基本・技術・ChatGPT活用を解説
続きを見る
③AIのべりすと
サービス名 | AIのべりすと |
料金(月額) | 無料 |
おすすめ度 | |
主な小説向け機能 | 小説モード、チャットモードなどすべてが小説向けの機能 |
「AIのべりすと」は、小説に特化したAI文章作成ツールです。
ポイント
- 登録不要で、初心者にも使いやすい
- 日本語入力が可能
- AIの回答に対して文章を追加できる
登録不要で基本無料ですが、無料会員の場合は、AIの出力・入力に一部制限がつきます。
ただ、「AIのべりすとと」を使うことで、文章のアイデアやインスピレーションを得られるはず。
無料で使えるので、まずは触ってみましょう。
④AI BunCho
サービス名 | AI BunCho |
料金(月額) | 無料~5,000円 |
おすすめ度 | |
主な小説向け機能 | タイトル作成、あらすじ作成、漫画作成、AIリレー小説 |
AI BunChoは、小説のタイトル、プロット、本文などの生成をしてくれる創作支援AIツールです。
ポイント
- 小説・漫画に特化
- すでに約300万点の作品実績あり
- Discordコミュニティあり
小説だけでなく、漫画作画の機能もあります。
これから小説や漫画などストーリー関係で創作したい方は、一度触ってみるのがおすすめ。
無料枠で25トークンがあるので、トライしてみましょう。
⑤NovelAI
サービス名 | NovelAI |
料金(月額) | 無料~25ドル(約3,700円) |
おすすめ度 | |
主な小説向け機能 | 小説文章作成、画像生成 |
NovelAIは小説文章および画像を生成するサービスです。
先ほど紹介した「AIのべりすと」や「AI BunCho」の英語バージョンって感じですね。
NovelAIの画像生成に関しては、別で詳しく解説している人が山程いるので、ここではパスしますね。
⑥Sudowrite
サービス名 | Sudowrite |
料金(月額) | 19~129ドル(2,800~19,000円) |
おすすめ度 | |
主な小説向け機能 | Write、Describe,Rewrite、Brainstorm |
Sudowriteは海外のAIツール。主に詩・小説・エッセイの執筆を得意としています。
ぶっちゃけ、無理して使う必要はないかなと思います。理由は以下のとおり。
- 基本的に英語での利用
- 翻訳ツールは必須
- 月額料金(約2,800円)がかかる
これを使うよりは、先ほど紹介した「SAKUBUN」や「AIのべりすと」を使用しましょう。
⑦Catchy
サービス名 | Catchy |
料金(月額) | 無料~9,800円 |
おすすめ度 | |
主な小説向け機能 | 小説の導入文 |
Catchyは、コピーやマーケティング向けのAIツール。ですが、総合力が高く、小説の冒頭書き出しの機能があったりします。
国内のAIツールの中でもかなり初期に出たAIツールで、NHKや日本テレビなどに取り上げられた実績も。
とはいえ、今から使うなら「SAKUBUN」です。
なぜなら、SAKUBUNのほうが小説向けの機能が多いから。また、SAKUBUNはGPT-4.0に対応しており、出力精度も高いです。
もし今からAIツール触るならSAKUBUNからにしましょう。
SAKUBUNをレビュー!口コミ・評判は?【AIライティング】
続きを見る
【番外編】作家ですのよ
「作家ですのよ」は、公立はこだて未来大学を中心とするAIプロジェクト。
有名なSF小説家「星新一」の短編集を分析して、AIに創作させることを目的としています。
メイン利用は難しいですが、「こんなプロジェクトがあったんだ~」ってことは知っておきましょう(笑)
AI文章作成ツールで小説を書く方法
さて、実際にAIで小説文章を作成してみましょう。
今回は、以下のおすすめサービスで検証していきます。
- SAKUBUNで小説を書く方法
- ChatGPTで小説を書く方法
- AIのべりすとで小説を書く方法
結果は下記からどうぞ。
SAKUBUNで小説を書く方法
全体的な流れ
- SAKUBUNにアクセス
- 「小説」コマンドを選択
- 条件を入力
- 文章生成
step
1SAKUBUNにアクセス
まずは、SAKUBUNにアクセスしてみましょう。
step
2「小説」コマンドを選択
SAKUBUNは「小説」というコマンドがあるので、そちらを選択します
step
3条件を入力
すると、以下の入力を促されるので、それぞれ入力。
- ジャンル
- 詳細
- クリエイティブ度合い
- 生成する数
今回は下記のように入力してみます。
step
4文章生成
生成結果が出力されます。
どうでしょう。かなり小説っぽい感じですよね。
もっと設定を詳細に指定すれば、もっと出力精度は高くそうです。
ぜひSAKUBUN触ってみてください。
ChatGPTで小説を書く方法
全体的な流れ
- ChatGPTにアクセス
- 断片的な小説なアイデアを提供し、膨らますよう指示
- 出力結果を確認
- 問題なければ、小説文章を生成
step
1ChatGPTにアクセス
まずはChatGPTにアクセスしましょう。
step
2断片的な小説なアイデアを提供し、膨らますよう指示
最初に、ざっくりとした小説のアイデアを提供しましょう。
そして、そのアイデアを膨らますよう、指示します。
step
3出力結果を確認
その結果が下記の通り。問題ないか確認しましょう。
※下記は出力の一部を表示。
step
4問題なければ、小説文章を生成
問題なければ、そのまま小説を作成してもらいましょう。
出力結果が以下のとおり。今回は序章だけ出力してもらいました。
ChatGPTはプロンプト次第でいくらでも調整できます。
この技術をプロンプトエンジニアリングともいいますが、興味ある方は下記をさらっと読んでみてください。
プロンプトエンジニアリングとは?基本・技術・ChatGPT活用を解説
続きを見る
AIのべりすとで小説を書く方法
全体的な流れ
- AIのべりすとにアクセス
- 「小説モードではじめる」をクリック
- 「題名」と「導入文」を入力し、スタイルを指定後、「続きの文を書く」をクリック
- 出力結果を確認
step
1AIのべりすとにアクセス
まず、AIのべりすとにアクセスしましょう。
step
2「小説モードではじめる」をクリック
step
3「題名」と「導入文」を入力し、スタイルを指定後、「続きの文を書く」をクリック
今回は、先ほどChatGPTで出力した内容を参考に使ってみました。
step
4出力結果を確認
そして、出力結果を確認してみましょう。なお、以下は「続きの文を書く」を3回クリックした結果です。
うーん、先ほどのSAKUBUNやChatGPTに比べると、微妙ですね。全然サスペンスっぽくなっていないので笑
小説を生成する際には、ちゃんと条件を与えられる「SAKUBUN」や「ChatGPT」がよさそうですね。
AI文章作成ツールで小説を書く際の注意点
AI文章作成ツールで小説を書く際には、いくつか注意点があります。それが以下のとおり。
- 著作権に注意しよう
- 文章を必ずチェックしよう
- あくまでも補助ツールだと意識しよう
それぞれ解説します。
著作権に注意しよう
1つ目の注意点は、著作権です。
なぜなら、AIを利用した創作は一部著作権が認められないからです。
根拠となるのが、文化庁の資料です。下記に引用します。
AIが自律的に生成したものは、著作物に該当しないと考えられますが、「創作意図」と「創作的寄与」があり、人が表現の道具としてAIを使用したと認められる場合は、著作物に該当すると考えられます。
要するに、人間がどこまで作品に携わるかどうかで、著作権の有無が変わってくるんです。
なので、とりあえずは、「AI創作物の著作権はこういう考え方なんだ」と把握だけしておきましょう。
文章を必ずチェックしよう
2つ目の注意点は、文章を必ずチェックすることです。
その理由は、AIは完璧な存在ではないからです。事実と違ったり、こちらの意図と違う出力をする可能性はあります。
なので、AI出力後は、必ず1回は目を通すようにしましょう。
あくまでも補助ツールだと意識しよう
3つ目の注意点は、AI=補助ツールだと認識することです。
というのも、AI=すべてを創作してくれる、と考えると、自分自身のクリエイティビティ能力が育たなくなります。
そもそも、まだAIが完璧に自動生成してくれるようなレベルではないですからね。
ということで、AIは優秀なアシスタントと考えて、自分の創作を効率よくすることに使っていきましょう。
まとめ:AI文章作成ツールは小説執筆の補助になる!
小説におすすめのAI文章作成ツールは下記のとおり。
- SAKUBUN
- ChatGPT
- AIのべりすと
まずは、この3つから触ってみましょう。
今のうちにAIを味方につけて、創作活動にコミットしていきましょう。
ぼくも今回紹介したツールを使いつつ、アウトプットしていきます。
それでは、また。