本記事の内容
- 文章執筆AI「ELYZAPencil」とは
- ELYZAPencilの使い方
- ELYZAPencilのレビュー
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
この記事を書いているぼくはブロガー歴3年目で、最近はAIライティングについて日々研究しています。
今回はそんなぼくが、文章執筆AI「ELYZAPencil」を紹介していきます。
「ELYZAPencil」をざっくり紹介すると、東大のAI研究室が監修している国内発の文章執筆AIですね。
文章執筆AIを知れば、いろんなビジネス文書の作成が楽になっていきますよ。
それでは、早速いってみましょう。
文章執筆AI「ELYZAPencil(イライザペンシル)」とは
文章執筆AI「ELYZAPencil(イライザペンシル)」について見ていきます。
できることと使うメリットも解説していきますね。
ELYZAPencilは東京大学発の文章執筆AI
今回紹介する「ELYZAPencil(イライザペンシル)」は、東京大学の松尾研究室が監修する文章執筆AIです。
この松尾研究室とは、Deep Learningを軸にAIのプロ集団として話題となっています。
今はELYZAPencilのようなAIを用いてホワイトカラー業務のDX化に取り組んでいるそうです。
今はOpenAIの大規模言語モデル「GPT3」とかが有名ですが、こういう日本産の大規模言語モデルも普及してほしいですね。
» 文章執筆AI「ELYZA Pencil」
» ELYZA | Deep Learningの先にある「未踏」の領域へ
ELYZAPencilでできること
ELYZAPencilでできることは以下の3点です。
- ニュース記事の執筆
- メール文の執筆
- 職務経歴書の執筆
上3点の使い方は後述しますね。
なお、上記は個人利用の場合であり、法人利用になると他にも「デスクワークにおける文章」「書籍の原稿」「SNSの投稿文」なども応用可能だそうです。
ELYZAPencilのメリット
ELYZAPencilのメリットは以下のとおり。
- 無料で使える
- 使い方が簡単
- 自然な日本語が生成
無料で使える
1つ目のメリットは、無料で使えることですね。やっぱり無料だと遠慮せずに使えますよね。
とはいっても、ChatGPTしかり、多くのAIツールは無料で使えるので、当たり前っちゃ当たり前なのかもですが、、、。
使い方が簡単
詳しい使い方は後述しますが、基本的に2~8個のキーワードを入力してAIに文章を執筆させるだけです。
他のAIツールのように詳しい条件を設定できないのはネックですが、この手軽さはELYZAPencilの魅力の一つです。
自然な日本語が生成
そして、ELYZAPencilは日本語の大規模言語AIにもとづいているので、執筆される文章も日本語が自然です。
他のAIツールって英語が基準となっているので、「英語で聞く→英語で文章生成→DeepLで翻訳→日本語がちょっと変」みたいな事態になることがありますが、ELYZAPencilではそんなわずらわしさはありません。
文章執筆AI「ELYZAPencil」の使い方
さっそくELYZAPencilを使っていきましょう。
今回は個人で使える「ニュース記事の執筆」「メール文の執筆」「職務経歴書の執筆」の3パターンを紹介します。
①ニュース記事を執筆する
ELYZAPencilを開きます。
» ELYZAPencilへ
「ニュース記事」が選択されていることを確認してください。
作りたいニュース記事に関連するキーワードを2~8個入力し、「AI執筆スタート」を押してください。
こんなニュース記事が執筆されます。
②メール文を執筆する
ELYZAPencilを開きます。
» ELYZAPencilへ
「メール文」が選択されていることを確認してください。
作りたいメール文に関連するキーワードを2~8個入力し、「AI執筆スタート」を押してください。
こんなメール文が執筆されます。
③職務経歴書を執筆する
ELYZAPencilを開きます。
» ELYZAPencilへ
「職務経歴書」が選択されていることを確認してください。
作りたい職務経歴書に関連するキーワードを2~8個入力し、「AI執筆スタート」を押してください。
こんな職務経歴書が執筆されます。
ELYZAPencilと他の文章執筆AIを比較してみた
続いては、ELYZAPencilがどれだけ実用的なのか、他の文章執筆AIと比較して検証していきましょう。
対戦相手は以下のとおり。
- ChatGPT
- Catchy(キャッチー)
ELYZAPencilとChatGPTを比較
まずは、最近話題のChatGPTと比較です。ChatGPTの始め方・使い方はChatGPTとは?始め方・使い方・将来性を徹底解説【スマホOK】で解説しています。
条件を同じにして、比較していきます。条件は以下のとおり。
- 作成するのは「ニュース記事」
- キーワードは「大雪」「電車」「遅延」「帰宅難民」
- 内容は「大雪の影響で電車が遅延して帰宅難民が発生した。」
結果がこちら。
ELYZAPencil
ChatGPT
ChatGPTとは?始め方・使い方・将来性を徹底解説【スマホOK】
続きを見る
ELYZAPencilとCatchy(キャッチー)を比較
次は、こちらも日本国内のAIコピーライティングツール「Catchy(キャッチー)」と比較です。「Catchy」の始め方・使い方を徹底解説【AIライティング】で解説しています。
条件を同じにして、比較していきます。条件は以下のとおり。
- 作成するのは「メール文」
- キーワードは「風邪」「会社」「打ち合わせ」「延期」
<li内容は「風邪のため、会社を休むことになったため、打ち合わせ延期したい。」
結果がこちら。
ELYZAPencil
Catchy(キャッチー)
「Catchy」の始め方・使い方を徹底解説【AIライティング】
続きを見る
ELYZAPencil(イライザペンシル)のレビュー・感想
最後に、「ELYZAPencil(イライザペンシル)」に対するぼくのレビュー・感想をまとめていきます。
- 実用性があるのはメール文章のみ
- ChatGPTの方が優秀
- 今後に期待
ちょっと辛口になってしまいますが、書いていきます。
実用性があるのはメール文章のみ
理由は、先ほどの結果を見てもらえればわかるかなと。執筆された「ニュース記事」「職務経歴書」は実用性がないですよね。お遊びで使う程度。
しかし、メール文章はかなり自然で日本語独特のかしこまった表現も再現されていました。
メール文章は名前の部分とか細かい部分を調整すれば、かなり実用性はあると感じます。
ChatGPTの方が優秀
これをいったら元も子もないんですけど、どの視点で見てもChatGPTの方が優秀ですね笑
ニュース記事もメール文も職務経歴書もChatGPTの方が的確な内容を返してくれますし、ChatGPTの場合はこちらからさまざまな条件を設定できる(文字数制限、ですます調など)ので、実用性は圧倒的にChatGPTのほうが勝っていますね。
ちなみに、ChatGPTは以下のようなことができます。
» 【15分】ChatGPTでブログ記事を作成する方法・手順
» ChatGPTをTwitter運用に応用する方法【企画は使える】
» 【安全】ChatGPTを使った論文・レポートの書き方【注意点あり】
ELYZAの今後に期待
とはいっても、国内発の大規模言語AIに焦点をあてる「ELYZA」は貴重な存在。
というのも,最近AI情報を追い続けている身からすると、日本はAI後進国なんですよね。完全に遅れています。
そのAI後進国からの脱却のためには、ELYZAのような日本のAIのプロたちにがんばってほしいですよね。
なので、ぼくも引き続きELYZAを応援します。
けど、とりあえずAIの感動を味わいたいって人は生成ツールが豊富なCatchy(キャッチー)に触れてみるといいですよ。適当に文章の執筆をお願いしてみてください。そこからELYZAなど幅広く触っていけばOKです。 続きを見る
「Catchy」の始め方・使い方を徹底解説【AIライティング】
それでは、また。