本記事の内容
- ChatGPTを使ったブログリライト方法
- ChatGPTでブログをリライトする5つのメリット
- ChatGPTでブログをリライトする3つのデメリット(注意点)
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
この記事を書いているぼくは、ブログSEO歴3年目。
また、下記のようにChatGPT関連の発信もしています。
そんなぼくが、今回はChatGPT×ブログリライトの可能性について追求していきたいと思います。
結論から話すと、「文章の校正は使えそう」って感じです。
その結論に至るまでの流れを本記事で確認してください。
なお、ChatGPTは絶賛成長・改善中なので、アップデートがある度に情報は更新していきますね。
この記事を忘れたくない場合は、ブクマ推奨です!
それでは、早速いきましょう。
ChatGPTを使いこなしたい人向け
ChatGPTをもっと使いこなしたい人は「プロンプトエンジニアリング」も学んでみましょう。「プロンプトエンジニアリング」を身につけると、ChatGPTの使い方が一段階上がります。詳しい学習方法は下記からどうぞ。
続きを見るプロンプトエンジニアリングの効果的な学習方法5選【まとめ】
ChatGPTを使ったブログリライト方法
早速、ChatGPTを使ったブログのリライト方法を解説していきます。考えられる方法は以下の3点。
- 本文を分割して推敲する
- 文章の量を増やす
- リンクへの誘導文を作成する
それぞれ実際のChatGPT応答文とともに解説していきます。
①本文を分割して推敲する
1つ目は「本文を分割して推敲する」パターンです。
本文を分割するのは、ChatGPT側に長文を渡すと下記のようにエラーになるからです。
ということで、ブログ記事をまるごと抜き出すのは不可能なので、分割してChatGPTに渡してみましょう。
たとえば、先日執筆した【SEO】ブログ記事を効率的にリライトするやり方5STEPという記事の1節を抜き出してみます。
そして、ChatGPTに下記のようなプロンプトを送ります。
プロンプト
あなたはプロの校正者です。下記の文章を校正し、校正箇所を明示しなさい。
# 文章
(任意の文章)
そして、その結果が以下のとおりです。
かなり自然な文章が生成されていますよね。意外と「えっ!キーワードなんて意識していない!」みたいな文言も自然な形に修正してくれています。
また、校正箇所の説明もつけると、文章の勉強にもなっちゃいますね笑
このように、ChatGPT×文章の校正は最も実用的な使い方です。
②文章の量を増やす
2つ目は「文章の量を増やす」パターンです。
先ほどの実例と同じ文章を使って検証してみましょう。
今回与えるプロンプトは下記のとおりです。
プロンプト
あなたはプロのWebライターです。下記の条件に従って、文章の量を増やしてください。
# 条件
・「ブログ」「リライト」という単語を自然な形で使うこと。
・前の文章の内容からつながるように、文脈を意識すること。
# 文章
(任意の文章)
結果が以下のとおりです。
元の文章からはかなりデフォルメされていますが、たしかに文章の量は増えていますね。特に箇条書きの部分を増強してくれた感じです。
なお、「#条件」の箇所は各々好きなように設定してください。
※また、プロのWebライターという設定を与えたせいで、Webライター目線の文章になってしまいましたね。しかし、このように役割を設定するだけで、その人になりきって文章を出力してくれます。
③リンクへの誘導文を作成する
3つ目は「リンクへの誘導文を作成する」パターンです。
実例をまた先ほどの文章でやってみますね。
先ほどの文章は「リライトの意味」という内容から「【必見】ブログのキーワード選定の手順7STEP+3つのコツ」という記事へ誘導していました。ここを考えてもらいましょう。
今回与えるプロンプトは下記のとおりです。
プロンプト
あなたはプロのブロガーです。下記の「文章」から「別記事のリンク」へと誘導する文章を生成してください。
# 文章
ブログ記事をリライトする意味
結論、リライトとはコンテンツの質を改善するために、追加・削除・修正を行うことです。
また、リライトをする意味は下記の3点。
リライトする意味
・狙ったキーワードでのSEO改善
・検索からのアクセスアップ
・読者への情報のアップデート
ざっくりまとめると、「アクセスアップ」と「収益アップ」のためですね。
# 別記事のリンク
ブログにおけるキーワード選定の手順を解説する記事
結果が以下のとおりです。
これに関しては、ちょっと文脈が不自然ですが、可能性は感じられました。
文章は自然なので、あとは文章ボリュームを増やしたり、条件を付け加えれば、リンクへの誘導文は生成できるかもです。
ChatGPTでブログをリライトする5つのメリット
それでは、ChatGPTでブログをリライトするメリットはあるのでしょうか。
ぼくは以下がメリットだと感じました。
- 時間の短縮
- 客観的な視点でのリライト
- 記事の品質アップ
- 人間では思いつかないアイデア
- 著作権に遵守したリライト
それぞれかんたんに解説していきます。
時間の短縮
1つ目のメリットが「時間の短縮」です。
というのも、リライト(特に文章校正)は手作業だとかなりの時間と労力がかかるんですよね。
しかし、「この文章を校正して」って感じでブログ文章を投げれば、言い回しの修正・誤字脱字チェックをかんたんにできちゃいます。
また、リサーチ作業とかも、ChatGPTでかんたんにできちゃいますね。
もちろんファクトチェックは必要ですが、リライト作業においてリサーチ作業を効率化できるのは、本当にデカい。
客観的な視点でのリライト
2つ目のメリットが「客観的視点のリライト」です。
やっぱり自分で自分の文章の穴を見つけるのってかなり難しいんですよね。
実際、公的文書や論文等はいくつもの校正者を通して、やっと世に出てくるレベルです。
それくらい文章って客観的に見ないといけないんですよね。
ですが、ChatGPTを使えば第三者視点で文章の間違いを見つけてくれます。しかも高い精度で。
この点はかなり大きなメリットですね。
記事の品質アップ
3つ目のメリットが「記事の品質アップ」です。
ChatGPTを使えば、
- 文章表現が改善する
- 文章内の間違いが直る
- 適切にキーワードが盛り込まれる
など、ブログ記事としての品質がアップします。
特に読みやすい文章や適切なキーワード配置はSEO的にも効果ありです。
人間では思いつかないアイデア
4つ目のメリットが「人間では思いつかないアイデア」です。
というのも、ChatGPTはAI(人工知能)なので、人間の忖度などを気にする必要がないからです。
その分、人間では思いつかない、または口に出しにくいようなアイデアをポンっと出してくれることがあります。
これがブログリライトに直接役立つかは時と場合によりますが、一つのメリットと言っていいでしょう。
著作権に遵守したリライト
5つ目のメリットが「著作権に遵守したリライト」です。
やっぱりSEOを意識すると、検索上位の記事の文章と似通ってしまう可能性があるんですよね。
そうすると、著作権に引っかかる場合もあります。(普通にやっていればあんまりないですが、文章コピペとかだと普通にNG。)
しかし、ChatGPTはオリジナルの文章を自動生成してくれます。
つまり、同じ内容でも著作権に反さない文章を生成できるということです。
ChatGPTでブログをリライトする3つのデメリット(注意点)
もちろんデメリット側もあります。
ChatGPTでブログをリライトするデメリットは以下の3点です。
- 嘘をつくことがある
- AIっぽい文章になる可能性がある
- 学習データが2021年9月まで【→解決】
それぞれ解説していきます。
嘘をつくことがある
大前提として、ChatGPTはAIなので、嘘をつくことがあるということです。
たとえば、GPT3.5で「"ひろゆき"って何をした人?」と質問してみます。
「松本大」って誰やねん!笑 (正しくは「西村博之」)
でも、それ以降の情報は割とあっていますね。
上記のように、間違った内容を教えてきます。
続いて、GPT4で同じ質問をしてみました。
こちらはかなり合っていますね。やっぱりバージョンによって精度は変わります。
また、質問が漠然としているのも影響しているかもですが…
質問の仕方によって嘘をつかれることはあるので、必ずファクトチェックはするようにしましょう。
AIっぽい文章になる可能性がある
ChatGPTはあくまでもAI(人工知能)。
そのため、AIっぽい文章になる可能性は十分にあります。
しかし、ChatGPTが搭載しているGPT3.5(およびGPT4)はそこがかなり自然になっているのも魅力なんですよね。
なので、昔のAI・言語モデルよりは確実に自然な文章を生成してくれます。
さらに、AIっぽいお硬い文章が生成されるのはこちら側が原因の場合も多いんですよね。
たとえば、指示文に「大阪のおばちゃんっぽく」を加えると、下記のように出力されます。
少しブログの話からはズレましたが、メリットになるのかデメリットになるのかは、あなたのプロンプト(命令文)次第であるということを覚えておきましょう。
学習データが2021年9月まで【→解決】
現時点(2023年06月)でChatGPTは2021年9月までが学習データとなっています。
たとえば、「現在までにリリースされたiPhoneシリーズを年代別に教えて。」というと、以下の結果になります。
上記のように、2021年9月以降の「iPhone14」が載っていませんね。
なので、ChatGPTは2021年9月までのデータしか使えません・・・。
なお、今回は最初に「2021年9月までの情報に基づいていますので・・・」とありますが、ないときもあります。
最新速報
って言いたいところですが、なんと2023年5月のアップデートによって、現在のWEBブラウザ情報も参照できるようになりました。
ってことは、ChatGPTがリアルタイムのデータを元に回答してくれるということです。これは夢・可能性が広がりますね。
なお、WEBブラウジング対応のChatGPTを使うには、「ChatGPT Plus」への課金が必要です。
ChatGPT Plusを使いたい人は下記記事を参考にしてください。
ぼく個人としては、GPT4搭載のChatGPTにするだけで回答精度が圧倒的に変わるので、課金を推奨します。
ChatGPTの料金体系・プランを比較【ChatGPT Plusとは】
続きを見る
まとめ:ChatGPTはリライトにもちょっと使えそう
- 文章の校正にはめちゃくちゃ使える
- ChatGPTがリライトに使えるかはプロンプト次第
- AIに頼りすぎはNGです
本記事で紹介したとおり、ChatGPT×ブログリライトは多少未来がありそうです。
特に「文章校正」ですね。
ChatGPTであれば
- 高い精度で
- 客観的に
- 著作権に反さずに
文章を校正してくれるので、むしろ人間の校正よりも使えるくらいです。
ぼくも引き続きChatGPT×ブログの可能性を模索していきます。
なお、ChatGPT×ブログ記事については下記記事にまとめています。
本記事とともにぜひブクマしておいてください。
随時更新していきます。
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それでは、また。
ちなみに、、、
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