本記事の内容
- 検索エンジン向けのSEOキーワードの入れ方
- ユーザー向けのSEOキーワードの入れ方
- SEOキーワードを入れる際の注意点
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
この記事を書いているぼくは、ブログ・SEO歴3年目。これまで100以上の記事を狙ったキーワードで検索上位に表示させてきました。
今回は、効果のあるSEOキーワードの入れ方をまとめていきますね。
というのも、意外とキーワードを「入れる場所」「入れなくてよい場所」をちゃんと分別している人は少ないからです。
実際、ぼくも初心者の頃は「タイトルや見出しに入れとけばいいんでしょ?」くらいの認識でした。
しかし、それだけだと不十分なんです。今回はその点を詳しく解説していきますね。
それでは、早速いってみましょう。
SEOキーワードの選び方
まずはキーワードを入れる前に、そのキーワードを選ばないといけませんよね。
そこで、SEOキーワードとその選び方を紹介していきます。
SEOキーワードとは
まず、SEOキーワードとは、SEO(検索エンジン最適化)のためにWebサイトに入れるべきキーワードのこと。
Googleのロボットがサイトを評価する要素の一つになっています。
たとえば、サイト内に「ゴルフ」やその関連キーワードが書いてあれば、検索エンジンも「あ、このサイトはゴルフに関する発信をしているんだな」と判断することができます。
すると、検索エンジンはそのサイトを評価できるわけです。
けど、むやみにSEOキーワードを入れたり、関係のないキーワードを散りばめたりすると、「このサイトは結局何を発信しているの?」と分からなくなります。
なので、適切にSEOキーワードを入れるようにしましょう。その方法をこの記事で解説していきます。
SEOキーワード選定の方法
SEOキーワードの選定は、ざっくり以下の順番です。
- サイトで狙うキーワードを決める
- 関連キーワードを取得する
- キーワードボリュームを調べる
- コンテンツ化するキーワードを選ぶ
- 競合ページを確認する
- 検索意図を把握する
- キーワードを分類して整理する
上記のとおりです。
こちらに関しては別途記事にまとめています。合わせてチェックしておきましょう。
【必見】ブログのキーワード選定の手順7STEP+3つのコツ
続きを見る
SEOキーワードの入れ方①【検索エンジン向け】
まず、検索エンジン向けにSEOキーワードを入れる場所が以下のとおりです。
- titleタグ
- H1タグ
- 見出し(H2、H3タグ)
それぞれ具体的な入れ方とともに、解説します。
titleタグ
SEOキーワードを入れるべき1つ目は、「titleタグ」です。
titleタグは、下記のように検索画面にでてくる記事のタイトルのこと。
あなたが検索画面でタイトルを見てクリックするか判断するように、検索エンジン側もタイトルを重視しています。
なので、検索エンジンと特定のキーワードで検索してきたユーザーのためにも、必ずSEOキーワードを入れるようにしましょう。
titleタグのキーワードの入れ方
最低限意識すべきは以下の3点。
- 必ずタイトルに入れる
- できるだけタイトル前方に入れる
- タイトル全体は30文字以内に収める
詳しくは、下記記事で解説してます。
SEOに有効なブログ記事タイトルの付け方5選【具体例あり】
続きを見る
H1タグ
SEOキーワードを入れるべき2つ目は、「H1タグ」です。
H1タグは、大見出しを指し、本記事で言う下記の部分ですね。
つまり、titleタグと同様に扱われることが多いです。
titleタグとH1タグの違い
結論、以下のとおりです。
h1タグ | titleタグ | |
表示場所 | Webページの大見出し | 検索結果に表示されるタイトル |
HTML内記述 | body要素 | head要素 |
表示文字数 | 特になし | パソコン:約30文字 スマホ :約35文字 |
上記のとおりなので、H1タグはタイトルと同じにしてOKです。意識すべきこともtitleタグと同じ。
見出し(H2、H3タグ)
SEOキーワードを入れるべき3つ目は、「見出しタグ」です。
H2見出しタグもtitleやH1同様、検索エンジン・ユーザーともに重要な場所です。
また、H3見出しタグも、H2には劣りますが重要な場所です。
見出しタグのキーワードの入れ方
H2見出しにはSEOキーワードを"意識的に"入れていきましょう。
あまりにも不自然じゃなければ、ちょっと強引でもOKです。
一方で、H3見出しにはSEOキーワードを"無理せずに"入れていきましょう。
不自然になるくらいなら入れない方がいいです。
SEOキーワードの入れ方②【ユーザー向け】
続いては、ユーザー向けにSEOキーワードを入れる場所について。
一見SEOには直接関係ないように感じますが、ユーザーの利便性を上げることでコンテンツをより楽しむようになり、結果的にSEO評価が上がります。
- メタディスクリプション
- 本文
- 画像(altタグ)
- 内部リンクのアンカーテキスト
- ページURL【注意点あり】
上記について、それぞれ解説していきます。
メタディスクリプション
ユーザー向けにキーワードを入れるべき箇所は「メタディスクリプション」です。
メタディスクリプションとは、検索画面のタイトル下に表示される記事の要約ですね。
ユーザーが記事をクリックするかどうかに関わる箇所なので、SEOキーワードを入れて、「この記事にはあなたが求めている情報がありますよ」ということを知らせましょう。
メタディスクリプションへのキーワードの入れ方
- 狙うキーワードは75文字以内に含める
- キーワードは詰め込みすぎない
- 記事の内容を的確に要約することが重要
詳しくは下記記事をどうぞ。
【具体例あり】メタディスクリプションの書き方とコツ5選
続きを見る
本文
本文にもSEOキーワードを入れましょう。
ですが、むやみに入れればいいわけではないんですよね。
ちゃんとユーザーのニーズや悩みに答えることが重要です。
そして、そこを徹底していれば、自然とSEOキーワードが入ってくるはずです。
画像(altタグ)
また、ユーザーのために、画像のaltタグにもSEOキーワードを入れましょう。
altタグとは、なにかの不具合で画像が表示されないときに、代わりに表示されるテキストのこと。
altタグが重要な理由は以下のとおり。
- 検索エンジンは記事内の画像も把握したい
- けど、完璧には解析できない
- だから代替テキストで把握する
また、「画像検索にひっかかる」というメリットもありますね。
alt属性へのキーワードの入れ方
- 自然な形でSEOキーワードを入れる
- キーワードの羅列をしない
- コンパクトにまとめる
ただ、ぼくは見出し下に画像を入れる場合は、見出しをそのままaltタグに記入ことが多いです。
なぜなら、見出しにはSEOキーワードが入ってるし、見出し下には見出しに関連する画像が入ってるはずだから。
ぼくが経験則で編み出した方法ですが、割と再現性は高いかと。ぜひ。
内部リンクのアンカーテキスト
できれば、内部リンクのアンカーテキストにもSEOキーワードを入れます。
アンカーテキストとは、リンクが埋め込まれたテキストです。具体的には、以下のようなテキストのこと。
【図解】SEOの仕組みと必要な施策をわかりやすく解説
※クリックすると、SEOの仕組みに関する記事に飛びます。
上記の記事では、「SEO 仕組み 図解」というキーワードを狙っています。このように、リンク先の記事が狙いたいキーワードを表示するのが大切です。
検索エンジンもユーザーも読んでいる記事とリンク先の記事の関連性を把握できますよね。
結果的にユーザーの利便性につながるので、効果ありです。また、検索エンジンにも内部リンクの構成を伝えられます。
alt属性へのキーワードの入れ方
- リンク先のメインキーワードを含める
- 簡潔にわかりやすく書く
なお、リンク先のタイトルを入力しちゃうのもありです。なぜなら、タイトルには必ずSEOキーワードが含まれているものなので。
ページURL【注意点あり】
そして、ページのURLにもSEOキーワードを入れておきましょう。
ただ、注意点なのは、直接のSEO効果はないということ。
さらに、もう一点注意するのは、SEOワードを英訳したものを入れるということです。
というのも、URLに日本語を使用することは推奨されていないからです。
でもURLにSEOキーワードの英語表記が入っていると、読者は記事の内容はざっくり把握できます。
たとえば、以下のとおりです。
SEOキーワード:SEO ライティング 本
URL:example.com/seo-writing-book/
URLが変な文字列になっていたり、数字の羅列になっているよりはわかりやすいですよね。
なので、URLにもSEOキーワードを"英訳した"単語を入れておきましょう。
効果のないSEOキーワードの入れ方
効果があると勘違いされやすいSEOキーワードの入れ方があります。しかし、実際効果がないので、気をつけましょう。
- メタキーワードに入れる
- 自作自演の外部からのアンカーテキスト
メタキーワードに入れる
結論、メタキーワード内にSEOキーワードを入力しても効果はありません。
メタキーワードとは、HTMLのhead内に書き込まれるメタタグのこと。
ここにいくらキーワードを詰め込んでも何も効果ないので、入れなくてOKです。
自作自演の外部からのアンカーテキスト
また、自作自演で外部からのアンカーテキストにキーワードを入れても意味がありません。
むしろ、ペナルティになる可能性があります。
シンプルにSEOに悪影響なだけなのでやめましょう。現代はもうセコいやり方では通用しなくなってますので。
SEOキーワードの入れ方で注意すべきこと
SEOキーワードの入れ方で注意すべきことを改めてまとめます。それが以下のとおり。
- キーワードを入れすぎない
- あくまでも自然な形でキーワードを入れる
- Googleのガイドラインに違反しない
それぞれかんたんに説明しますね。
キーワードを入れすぎない
SEOを意識しすぎて、キーワードを詰め込みすぎないように気をつけましょう。
理由は2つ。
- Googleからスパムとして疑われるから
- ユーザーが不自然に感じるから
とくにスパム扱いされると、検索順位の下落・インデックス登録解除につながります。
そもそもユーザーを第一に考えていれば、こうはならないはず。まずはSEOよりもユーザーのためのコンテンツを心がけましょう。
あくまでも自然な形でキーワードを入れる
そして、ユーザーのためにも、不自然なキーワードの入れ方はしないようにしましょう。
なぜなら、不自然なキーワードの入れ方になると読みやすさが低下し、ユーザーが離脱するからです。
そして、ユーザーの離脱率がアップするのは、SEO的にマイナス評価になります。
ユーザーファーストでコンテンツを作っていきましょう。
Googleのガイドラインに違反しない
当然ですが、Googleのガイドラインに違反するようなキーワードのこと入れ方もNGです。
- キーワードの詰め込み
- 隠しテキスト
- 自作自演のアンカーテキスト(リンク)
最近、Googleは年2〜3回ほど検索エンジンのコアアルゴリズムアップデートを実行しています。
そして、年々スパム検出の精度も上がり、せこい技は使えなくなりました。
なので、本当に適切なSEOだけを取り組み、不自然なSEOは控えるようにしましょう。
SEOキーワードの入れ方総まとめ
- titleタグ
- H1タグ
- 見出し(H2、H3タグ)
- メタディスクリプション
- 本文
- 画像(altタグ)
- 内部リンクのアンカーテキスト
- (ページURL)
以上がSEOキーワードを入れる場所です。
こう見ると、そこまで多くはないですよね。
だからこそ、上記の7つ+αにはSEOキーワードを含めるように意識しましょう。
なお、すべてに共通しているのが、"自然に入れること"です。
不自然な入れ方はSEOのペナルティを受ける可能性があります。
気をつけましょう。
そもそももう少しSEOについて深掘りしたい人は下記をご覧ください。必ず勉強になりますから。
【図解】SEOの仕組みと必要な施策をわかりやすく解説
続きを見る
それでは、また。