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【図解】SEOの仕組みと必要な施策をわかりやすく解説

2023年6月12日

SEOって何?いろいろ調べてみたけど、難しい説明ばかりでよくわからない。図解とかで感覚的に理解したいなぁ。
悩んでいる人
うぃる
今回はこうした悩みに答えます。

本記事の内容

  • SEO(検索エンジン最適化)の意味
  • 検索エンジンの仕組みとSEO施策の関係
  • 必要なSEO施策と仕組み

本記事の執筆者

本記事の執筆者

うぃる(@willblog13

このページは、SEOの全体像について日本一わかりやすく解説していきます。

というのも、SEOについて調べても・・・

  • 理論的な説明ばかりでわからない
  • 文章の説明だとイメージが湧かない
  • 結局、自社のSEO施策を宣伝してるだけじゃん

みたいな感じで、うんざりしますよね。

実際、ぼくもSEO初心者の頃に「SEO」と調べたとき、同じように思いました。

なので、過去のぼくのような方々を救うため、図解たっぷりで「SEO」についてまとめていきます。

それでは、下記より「SEO」を学んでいきましょう。

SEOとは「検索エンジン最適化」のこと

SEOとは「検索エンジン最適化」のこと

SEOとは、「検索エンジン最適化」のことを指します。ちなみに、SEOは下記の頭文字から取られています。

  • Search=検索
  • Engine=エンジン
  • Optimization=最適化

では、下記からSEOをもう少し詳しく解説していきます。

「検索エンジン」とは

まず、検索エンジンとは知りたい情報を調べたときに、検索した結果を表示させる機能のことを指します。

車やバイクなどの動力を生み出す"エンジン"ではなく、コンピューターのデータ処理を実行する機能の"エンジン"のことです。(ここ間違えないように!)

なお、検索エンジンは以下の種類があります。

検索エンジンの種類とシェア(2023年データ)
  • Google.(76.94%)
  • Yahoo!(13.91%)
  • bing.(8.1%)
  • Baidu(0.12%)
  • DuckDuckG.(0.29%)

参考:Search Engine Market Share Japan | Statcounter Global Stats

国内だと、Google・Yahoo!・bingが有名ですよね。実際、GoogleとYahoo!で8~9割のシェアを取っています。

そして、実はYahoo!もGoogleの検索エンジンを使っているんですよね。
参考:Google Japan Blog: Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために

つまり、日本の検索エンジンはほぼGoogleの検索エンジンと言っていいかもしれないですね。

なので、Googleの検索エンジンに最適化していくことが重要なんです。

「最適化」の意味

では、「最適化」の意味を深掘りしていきましょう。

最適化とは、最適な状態にすることです。そのまんまです。

検索エンジンでは、ざっくり以下のようにまとめられます。

  • Webページの構造を整理する
  • セキュリティを向上する(常時SSL化)
  • スマホ向けに最適化する(モバイルファースト)
  • ユーザーの体験を向上する(ページエクスペリエンス)

上記のように、「GoogleロボットとユーザーがわかりやすいようにWebページをまとめようね」ってことです。

「SEO=Googleの理念に近づける」

SEO=Googleの理念に近づける

まとめます。

要するに、SEOとはGoogleの理念に近づけることなんですよね。

下記にGoogleが掲げる10の事実(=理念)を載せておきます。

  • ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  • 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  • 遅いより速いほうがいい。
  • ウェブ上の民主主義は機能する。
  • 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  • 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  • 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  • 情報のニーズはすべての国境を越える。
  • スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  • 「すばらしい」では足りない。

引用:Google について|Google が掲げる 10 の事実

先ほど述べたように、ユーザーに向けて使いやすさや体験を提供することこそが、SEO(検索エンジン最適化)の基本なんです。

E-E-A-Tも大事

また、GoogleではE-E-A-Tの考え方も大事にされています。

  • E(Experience):経験
  • E(Expertise):専門性
  • A(Authoritativeness):権威性
  • T(Trustworthiness):信頼性

参考:Google品質評価ガイドライン

当然Googleからしたら、経験が乏しくて、専門性もなくて、権威もなくて、信頼できない情報を検索上位には表示したくないですよね。

E-E-A-TもいわばGoogleの理念の一つです。やっぱりGoogleの理念に最適化することがSEOの基本なんです。

検索エンジンの仕組みとSEO施策の関係

検索エンジンの仕組みとSEO施策の関係

検索エンジンの仕組みと具体的なSEO施策をまとめていきます。

まず、検索エンジンは以下の3つの仕組みわかれます。

  • クロール
  • インデックス登録
  • 検索結果の表示

順番に見ていきましょう。

検索エンジンの仕組み①:クロール

検索エンジンの仕組み①:クロール

1つ目の検索エンジンの仕組みが、「クロール」です。

クロールとは、検索エンジンのロボット(=クローラー)がインターネット上にあるWebページをぐるぐる回って、情報を取得していくこと。

でも、クローラーはただWebページを回るわけじゃないんですよね。

理由は、インターネット上には1日に数十億ものページが生まれているからです。そして、その中には低品質なページもたくさんあります。

ということは、ちゃんと情報が取れる価値あるページを見極めないといけないですよね。

だからこそ、自分のページを巡回してもらうためにする工夫が必要になります。

クロールのための施策

検索エンジンの仕組み②:インデックス登録

検索エンジンの仕組み②:インデックス登録

2つ目の検索エンジンの仕組みが「インデックス登録」です。

クローラーは情報を集めたら、情報をきちんと整理して、データベースに保存します。それが「インデックス登録」です。

ただ、集めて即保存ってわけではなく、ちゃんと情報を整理してからインデックス登録するので、ちょっと時間がかかります。

また、下記の場合はインデックス登録されないこともあります。

  • すでに同じ内容がある
  • 内容がちょっと薄い

インデックス登録のための施策

  • SEOタイトルやhタグ(見出し)、本文がしっかりしたコンテンツ
  • オリジナル情報
  • 重複ページの確認

検索エンジンの仕組み③:検索結果の表示

検索エンジンの仕組み③:検索結果の表示

3つ目の検索エンジンの仕組みが「検索結果の表示」です。

最後に、ユーザーの検索キーワードとインデックス登録された情報をマッチさせて検索結果に表示させます。

しかし、単にマッチさせるわけではなく、ページをスコア付けして検索結果に表示させてます。

それが、検索順位に反映されるんです。

スコア付のための施策

  • 適切なSEOキーワード選定
  • 検索キーワードに沿ったコンテンツ作成
  • コンテンツの品質の向上

必要なSEO施策と仕組み

必要なSEO施策と仕組み

なんとなく、SEOの仕組みは理解できたと思います。

ここからは必要なSEO施策について深掘りしていきますね。それが以下のとおりです。

  • 内部対策
  • 外部対策
  • コンテンツSEO
  • ページエクスペリエンスの最適化

それぞれ解説していきます。

内部対策

SEO内部対策の概要

SEOの大事な施策の一つが「内部対策」です。内部対策はざっくり2つにわかれます。

  • クロール促進の内部対策
  • Webページ最適化の内部対策

クロール促進の内部対策

確実にクロールしてもらうために、いくつか施策が必要です。

  • XMLサイトマップの作成
  • URLを正規化
  • 内部リンク構造の最適化
  • 低品質ページのnoindex化
  • アフィリエイトリンク等のnofollow化

上記を説明しようとすると、1つ1記事ぐらい必要になるので省略しますが、重要な内部対策です。

Webページ最適化の内部対策

具体的にいうと、Webページを構成しているHTMLという言語を最適化していくこと。

  • タイトルタグの設定
  • メタディスクリプションの設定
  • hタグ(見出しタグ)の設定
  • キーワード出現率の調整
  • alt属性の記述
  • その他タグの設定(strong、div、spanなど)

上記を最適化すれば、検索エンジンのロボットにもユーザーにもわかりやすいサイト・ページになります。

外部対策

SEO外部対策の概要

続いてのSEO施策は、「外部対策」です。

主な外部対策は「被リンク」です。
被リンクとは、他のサイトからリンクを受けることを指します。

なぜ被リンクが重要なのか。それはGoogleがWebサイトに張られたリンクを基準にコンテンツの重要度を測っているからです。

Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。

引用:Google について|Google が掲げる 10 の事実

つまり、SEOにとっては被リンクの獲得が重要な役割を持っています。

  • 質の高いコンテンツをつくる
  • オリジナリティのあるコンテンツをつくる
  • SNSや広告等で露出を増やす

一方で、被リンクにおいて気をつけるべきこともあります。それが悪質な被リンク(スパムリンク)です。

最近はここもGoogleによって是正されていますが、適宜リンクを否認する必要はありますね。

以上が外部施策です。

コンテンツSEO

コンテンツSEOの概要

そして、コンテンツを制作する中でのSEO「コンテンツSEO」もあります。主に読者に役立つ良質な記事を発信することで集客を狙うもの。

たとえば、以下が重要とされています。

  • Needs Met(=需要との一致)
  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)

また、上記を考慮したコンテンツを作るには以下を意識する必要があります。

  • キーワードの選定
  • カテゴリー分け
  • SEOライティング
  • 適切なリンクや画像の挿入
  • 文章の段落や改行

実は、こういった質の高い記事を作ることもSEOの1つなんです。

ページエクスペリエンスの最適化

SEOページエクスペリエンスの最適化の概要

最後のSEO施策が「ページエクスペリエンスの最適化」です。

ページエクスペリエンスとは、ユーザーにとってのWebページの利便性を指します。

具体的には以下のような対策です。

要するに、サイトに来てくれた人を満足させましょうねってことです。

素晴らしい体験を提供するのはもちろんのこと、あれもこれもと詰め込んでユーザーにとって使いにくいWebページにならないようにしましょう。

避けるべきSEO施策と仕組み

避けるべきSEO施策と仕組み

避けるべきSEO施策は、意外と挙げるときりがないですが、今回はもっとも重要なものを2つ挙げます。

  • Googleの「スパムに関するポリシー」に反すること
  • ブラックハットSEO

かんたんに解説していきます。

Googleの「スパムに関するポリシー」に反すること

まず避けるべきなのは、Google検索の「スパムに関するポリシー」に反する施策をすることです。

例を挙げると以下のようなものです。

  • 悪質な相互リンク
  • 広告枠の購入
  • 複製コンテンツ
  • 隠しテキスト
  • 隠しリンク
  • コンテンツに関係のないキーワードの詰め込み

上記はGoogleからペナルティを受ける可能性があるので、絶対に避けましょう。ちなみに、ペナルティとは、検索順位を大幅に下げられたりインデックス登録を削除されることです。

また、逆に自分が被害を受ける場合があります。

たとえば、自分のコンテンツが他で盗用されるなどです。不幸なことに、自分のサイトの評価も落ちてしまいます。

こういった場合はDMCA申請をしましょう。

詳しくはDMCA申請を説明している下記からどうぞ。
» DMCAとは?デジタルミレニアム著作権法が侵害されたときの申請方法など徹底解説!

ブラックハットSEO

ブラックハットSEOは、不正な方法で記事の順位をアップさせるSEO手法です。かなり昔に流行りました。

たとえば以下のような行為です。

  • 自作自演で大量に被リンクを張る
  • コンテンツを複製する
  • 隠しテキスト・隠しリンクを行う

お気づきかもしれませんが、Googleの「スパムに関するポリシー」とほぼ一緒の内容です。

ということは、こういった悪質な手法はGoogle側が対策しています。なので、現在はブラックハットSEOの効果は全くありません。

やるだけ無駄というかやるだけ損するだけなので、絶対に手を出さないようにしましょう。

SEOと検索エンジンの仕組みに関するよくある質問

SEOと検索エンジンの仕組みに関するよくある質問

以上がSEOの基本的な仕組みと施策になります。

ただ、SEOに関して疑問が湧く人もいると思うので、いくつか先回りして回答しておきます。

SEOのメリット・デメリットは?

以下にSEOのメリットとデメリットをまとめます。

SEOのメリット

  • 多くの集客数が見込める
  • 持続的な集客が見込める
  • 購買意識の高いユーザーを集客できる
  • 広告費を抑えられる
  • コンテンツの質が向上する

SEOのデメリット

  • 知識や技術が必要となる
  • 時間と労力がかかる
  • 必ずしもうまくいくとは限らない
  • アップデートでサイトが飛ぶ恐れがある
  • 競合が強い

特にデメリット面は必ず頭の片隅においておきましょう。

SEOの効果ってどれくらいで出るの?

SEOのデメリットでも書いたとおり、SEOの効果を感じられるには時間がかかります。

1からサイトを作る場合、以下の壁があります。

  • ページ単体が評価されるまで
  • サイト全体が評価されるまで

ページ単体が評価されるまで

一般的に検索エンジンにインデックスされて、検索順位が落ち着くまでに3~6ヶ月かかると言われています。

さらに、新規ドメインだと、サイト自体が信用されていないので、更に時間がかかります。

ぼくの場合、ブログを開設してから6ヶ月目までは月間PV数が0~100くらいでした。

しかし、そこを乗り越えてからは1000PV、10000PVと伸びていきましたよ。

サイト全体が評価されるまで

ページがいくつも評価されたり外部から被リンクをもらえたりするようになると、サイト全体の評価が上がっていきます。
いわゆる、ドメインパワーが上がるというやつです。

しかし、これにはページ単体よりもはるかに時間がかかります。
ぶっちゃけ年単位で見通したほうがいいでしょう。

実際、ぼくもブログを開設してからドメインパワーが10(Mozbar)に達するまでに1年以上はかかっています。

まずは、質の高いコンテンツを作りまくって、「このサイトは信用に値する」ということをGoogleにアピールしていきましょう。

また、まだブログを持っていない人は早めにつくっておきましょう。
» WordPressブログの始め方はこちら

SEOの勉強におすすめの方法は?

SEOにおすすめの勉強法は以下の3つです。

  • 本で学ぶ
  • SEOに詳しいサイトで学ぶ
  • 検索上位サイトから学ぶ

そして、学ぶ手順は以下のとおりです。

  • 本でSEOの基礎を叩き込む
  • SEOに詳しいサイトで、本の不足部分とトレンドを把握する
  • 検索上位の記事を分析して、SEOの実践的なコツを学ぶ

上記がベストですね。
ちなみに、SEOが学べるサイトは、バズ部SEOラボ海外SEO情報ブログがおすすめ。

なお、ぼくのwillblogもブロガー向けのSEOを実体験に基づいて発信しているので、ぜひブクマお願いしますm(_ _)m

SEOの今後、将来性

SEOの今後

SEOの今後は以下のようになっていくと思われます。

  • よりコンテンツの質が求められる
  • E-E-A-T
  • ChatGPT台頭による検索需要の不安定化

E-E-A-Tをはじめとして、改めてコンテンツの質が求められてくるだろうと予想されます。

なぜなら、AIコンテンツが登場してきたからです。

AIコンテンツも質の高い情報を提供してくれますが、一方で、「経験に基づく情報」には欠点があります。

そこで、Googleの評価基準として、Expertise(経験)が新しく追加されたんだと考えられますよね。

また、ChatGPTにより、ちょっとした困りごとにGoogle検索が使われなくなってくる可能性もありますよね。

まだAI規制などのニュース等があるのでなんともいえない部分ですが、動向はチェックしておいたほうがいいかと。

でもSEOでもまだまだ戦えます。一緒にSEOを学んでいきましょう。

それでは、また。

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