今回は漫画版のバビロン大富豪の教えを読みました。
中田敦彦のYouTube大学でも取り上げられたりして、かなり有名なお金の本になりましたよね。
ぼく自身もお金の勉強を少しずつ始めたのですが、この本を最初に読んだのは正解でした。
漫画版ですが内容は充実。
ということで、今回は「漫画バビロン大富豪の教え」で学んだことをまとめつつ、読んだ感想も書いていきたいと思います。
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「漫画バビロン大富豪の教え」の基本情報
「漫画バビロン大富豪の教え」の基本情報について見ていきます。
書名:漫画バビロン大富豪の教え
著者:ジョージ・S・クレイソン
出版日:2019年10月8日
出版社:株式会社文響社
続いて著者の「ジョージ・S・クレイソン」さんのプロフィールが以下の通り。
ジョージ・S・クレイソン
1874年、米国ミズーリ州ルイジアナ生まれ。ネブラスカ大学卒業後、米西戦争中に、米国陸軍で軍務に就く。その後、コロラド州デンバーにおいてクレイソン・マップ・カンパニーの設立。1926年に節約と経済的成功をテーマにした短編寓話シリーズを発行し、人気を博す。のちにこのシリーズが「The Richest Man In Babylon(バビロンいちの大金持ち)」として単行本化され、90年以上たった今も世界中で翻訳されて、いまなお読者を増やし続けている。
この漫画版自体は2019年出版ですが、原作は1920年代にできたものなんですよね。なので、めちゃくちゃ歴史は古く、たくさんの人に愛されてきた本。いわば、お金に関する古典です。100年近く読まれ続けているということはそれだけどの時代にもあてはまるエッセンスが凝縮されている証拠。読まない手はないですね。
「漫画バビロン大富豪の教え」の要約まとめ
次に「漫画バビロン大富豪の教え」の要約・まとめとして読書メモ+意見を記します。
- 黄金に愛される7つの道具
- 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則
- お金があれば幸せなのか
上記についてまとめていきますね。
黄金に愛される7つの道具
①収入の10分の1を貯金せよ
②欲望に優先順位をつけよ
③貯えた金に働かせよ
④危険や天敵から金を堅守せよ
⑤より良きところに住め
⑥今日から未来の生活に備えよ
⑦自分こそ最大の資本にせよ・まとめると、平均的な年収が得られるように職業に就く。老後にいくら必要なのかを決める。そして、収入の1割から2割を貯金、あるいは1割貯金して3%程度で運用する。このシンプルなことを実行すれば、お金に困らない人生を送ることができるのです。
・億万長者はお金の使い方が合理的なのです
・また生命保険や携帯電話代の固定費の見直しはとくに効果的です。どちらも複雑な契約体系なので変更するための心理的なハードルが高いですが、見直しすれば長く支払うものなのでトータルでの節約が大きいからです。・本書では賢明な投資先として「外国株式のインデックスファンド」の長期運用を推奨する立場をとります。
・「株」はFXや金の取引とは大きく性質が異なり、成長を前提としていることがわかってもらえればと思います。
だからといって、株を買ったところで、その会社が潰れたらどうするんだ、あるいはリーマンショックのような不測の事態が起きて株価が下がったらどうするんだ、と思うでしょう。
そこで株を分散して投資することをおすすめします。
・そして、インデックスファンドを推奨する最大のポイントは、時間を取られないことです。
インデックスファンドは指標に沿って(自動的に)株を購入するものですから、金融機関のトレーダーのように個人で情報集める必要はありません。一度買ったら、そのままにしておき、自分の仕事をしていれば、勝手にお金が働いてくれます。しかも、プロに株を選んでもらった場合(アクティブファンド)よりも過去の実績はいいのです。
引用で書いた7つ道具がこの本のすべて。
ここ最近だと「お金の大学」という本もベストセラーになりましたが、その本でもお金を「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」という5つの力の大切さを説いていました。
「バビロン大富豪の教え」の7つの道具と「お金の大学」の5つの力を照らし合わせると以下のようになります。
②欲望に優先順位をつける→「貯める」「使う」
③貯えた金に働かせよ→「増やす」
④危険や天敵から金を堅守せよ→「守る」
⑤より良きところに住め→「使う」
⑥今日から未来の生活に備えよ→「貯める」「増やす」
⑦自分こそ最大の資本にせよ→「稼ぐ」
「バビロン大富豪の教え」も「お金の大学」もまとめ方は違うだけで、言っている本質的なことは全く一緒です。
しっかりと「貯める」「貯める」「増やす」「守る」「使う」それぞれバランス良くを勉強していく。これが重要ということですね。
「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則
①家族と自分の将来のために収入の10分の1以上を蓄える物の元には黄金は自らを膨らませながら喜んでやってくるだろう
②黄金に稼げる勤め先を見つけてやり持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように懸命ならば黄金は懸命に働くことだろう
③黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳を傾ける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう
④自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう
⑤非現実的な利益を出そうとしたり諜略家の甘い誘惑の言葉にのったり己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう
5つの黄金法則に関しては先程の7つの道具をさらにパワーアップさせた内容になっています。
ぶっちゃけ言っていることは変わりません笑
せっかくなので、5つの黄金法則に関しても「お金の大学」と照らし合わせてみます。
②→「増やす」
③→「守る」
④→「稼ぐ」
⑤→「稼ぐ」
5つの黄金法則に関しては「使う」という部分に関しは記述されていないですね。
ただし、「使う」に関してはお金を稼いでからの話であり、「お金の大学」でもそこまで重視していない内容だったので、気にする必要はないかなというのが個人的意見。
なので、まずは「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」を徹底して、コツコツとお金を増やしていくことが重要です。
お金があれば幸せなのか
もしあなたが今、お金や仕事のことで悩みや迷いを抱えているのであれば、まずは家族や同僚、お客さんに喜んでもらうことを目的に仕事に向き合ってみてはいかがでしょうか。
そして得られた収入の一部を貯蓄し、現在の発達した金融商品にあるインデックスファンドを購入し、世界中に分散投資を行う。その投資に時間はかかりませんから、空いた時間で(お金をかけずに)家族や友人との絆を深める。そのような生き方が、バビロニアの人々が残した知恵を受け継いだ、「富」と「幸福」を生み出す生き方と言えるのではないでしょうか。
バビロン大富豪の教えではありがたいことに「お金」の話だけでなく、「幸福」についても解説してくれています。
いわば、ここが「使う」に当たる部分だと思います。
たしかにお金をたっぷり稼いでも不幸せなら意味はない。
しっかりと家族や友人、仕事仲間に恵まれてこそ幸せを感じられるはず。
なので、しっかりと将来の幸せを見据えつつ仕事をしていくのが一番だと思います。
そのためには、まずは周りの人を大切にすることから。
お金はあくまでも目的ではなく手段。
お金をどう使えば自分や周りの人を幸せにできるかを考えつつ仕事をしていきましょう。
「漫画バビロン大富豪の教え」の恒例3文感想
いつも通り3文で感想をまとめていきます。以下の通り。
- 漫画のクオリティも高く、読みやすい。楽しく学べる。
- 少年漫画的な王道な絵のタッチとストーリーでワクワクしながらお金の知識が手に入る
- お金の説明部分は短い。少しだけ説明足りないかなという印象「。
「漫画漫画バビロン大富豪の教え」を読んで、改めて漫画版って便利だなと思いました。
とにかく楽しく、読みやすく、楽に学べるのが良い点。
一方で、お金の説明に関してはちょっと説明が足りないのかなと思う部分もありました。
が、この本の目的は「お金の勉強に興味を持つきっかけ」だと思うので、あまり気にしてません。
とにかく少年ジャンプ読みながらお金の勉強をするくらいの楽しさはあったかなと思います。
「漫画バビロン大富豪の教え」を読むべき人
最後に、「漫画バビロン大富豪の教え」についてまとめていきます。
「漫画バビロン大富豪の教え」を読むべき人
- お金の勉強をするきっかけを作りたい人
- お金の勉強を楽にしたい人
- 「お金の大学」を読み終わった人
漫画版なので、誰でも読めると思います。まじで。
正直お金の勉強なんてゴリゴリの難しい本を読んでも眠るなるだけで終わり。
それよりはこうした漫画版で楽しく学んだほうが得だと思います。
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それでは、また。
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