今回は久しぶりに読書術の本を読みました。これまで読書術の本を10冊近く読んできましたが、その中でも一番詳しく解説されている本だったと思います。しかし、その一方で、ちょっと他の読書術の本より主観が強めだなという印象も受けたので、その点を詳しく解説していきます。

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「大人のための読書の全技術」の基本情報

「大人のための読書の全技術」の基本情報

「大人のための読書の全技術」の基本情報について見ていきます。

書名:大人のための読書の全技術 著者:斎藤孝 出版日:2016年8月12日 出版社:株式会社KADOKAWA

続いて著者の「斎藤孝」さんのプロフィールが以下の通り。

斎藤孝 1960年静岡生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞、2002年新語・流行語大賞ベスト10、草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。TBSテレビ「情報7days ニュースキャスター」等テレビ出演多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。 (Amazonより一部抜粋)

以前までは経営者や読書家、速読家の読書術の本を読んできましたが、初めて大学教授の読書術本を読みました。いわば、齋藤孝さんは国語のプロなので内容にもかなり説得力がありましたね。

「大人のための読書の全技術」の要約まとめ

「大人のための読書の全技術」の要約まとめ

次に「大人のための読書の全技術」の要約・まとめとして読書メモ+意見を記します。

  • 読書するメリット
  • オススメの読書術
  • オススメの選書技術

上記についてまとめていきますね。

読書するメリット

ぼくも一番感じているメリットが、本を使えば古今東西の偉人・先人の話を聞くことができるという点ですね。

今では動画や音声に記録を残せますが、昔の偉人・先人の話は本といった紙媒体にしか残っていません。

例えば、新1万円札になった渋沢栄一の話を聞きたいとき。
江戸や明治時代にYouTubeがあれば、渋沢栄一が語っている動画が今でも見られたかもしれません。

しかし、「論語と算盤」という本でなら渋沢栄一の話を聞くことができます。

このように、先人の貴重な話を聞けるという点が読書の最大のメリットです。

オススメの読書術

ポイントをまとめます。

  • 目的を設定する
  • 締め切りを設定する
  • 最初に目次を読む
  • 読むテンションの高いうちに本全体の趣旨をつかんでおく
  • 目的によって読む順番を変える

ぼくも当ブログで読書術についてまとめていますが、全く同じことが書いていました。

とにかく漠然と読むのではなく、目的や締切をしっかりと設定して読むことが重要ということですね。

ちなみに、ぼくが読書術についてまとめた記事が下記です。「大人のための読書の全技術」で述べられていた内容とほぼ同じ内容が書いてあるので、参考になると思います。ぜひご覧ください。

読書術マスターまでの完全マップ【入門~上級まで:全15記事で解説】

オススメの選書技術

強調されて書かれていたのが「古典」を読むということ。

古典といっても平安時代に書かれたものというわけではなく、現在の考え方のもとになっていて長年愛されている本のことを指します。

なんといっても古典の魅力は、「長年さまざまな人に読まれ継がれてきた」という事実。

長年読まれ継がれてきたということは、それだけどの時代でも応用可能なこの世の真理が書かれている可能性が高いということです。

実際、現代のビジネス書は昔の古典の焼きましのようなものばかりです。

そうしたビジネス書を何十冊何百冊読むよりは、その根底になっている古典を1冊読んだほうが効率が良い場合があります。

ただし、

「でも古典って読みにくくない?」

と思われるのでは?

この点に関してはYesなんですが、大抵古典には現代の言葉感覚に合わせた解説本が売られているので、そういった本を読むのがオススメ。

ぜひ古典を読んで、「本質」を理解するようにしましょう。

「大人のための読書の全技術」の恒例3文感想

「大人のための読書の全技術」の恒例3文感想

いつも通り3文で感想をまとめていきます。以下の通り。

  • 「読書の全技術」というくらいで、内容はめちゃくちゃ充実。その分長い。
  • ところどころ斎藤孝先生の主観が強い部分がある。
  • アウトプットに関しては有益な知識を得られなかった

中田敦彦のYouTube大学でも取り上げられたりと、もちろん良書です。

ただ、ぼくが気になったのは「アウトプットの解説が足りない」ということ。

どの読書術でも基本的に読書術+アウトプット術+選書術について書かれています。

しかし、本書は具体的なアウトプット術についてはあまり言及されていませんでした。そこは少し残念。

ただ、その一方で、アウトプットすることによって得られることについては深堀りされている印象。

まとめると、「大人のための読書の全技術」は具体的なハウツーよりも読書の本質をしっかり理解することにフォーカスされていた本って感じですね。

具体的なアウトプット方法について知りたい方は下記の記事をどうぞ。
»【効率化】読書は「アウトプット」ですべてが決まる【読書術】

「大人のための読書の全技術」を読むべき人


最後に、「大人のための読書の全技術」についてまとめていきます。

「大人のための読書の全技術」を読むべき人

  • 読書術について多少の知識はある人
  • 読書の本質を知りたい人
  • 読書が習慣づいていない人

「大人のための読書の全技術」は内容量が多いので、少し初心者向けではないような気もします。

なので、ある程度読書術について知っている人が、さらに読書の真髄にハマるために読むべき本なのかなと。

もう少し簡単な読書術について網羅的に解説されているのが下記の書籍。こちらもあわせてぜひチェックを。
» 【書評】「知識を操る超読書術」で読書術について勉強しましょう【感想・レビュー】

また、今回紹介した本が気になった方は下記からポチってみてください。

それでは、また。

セットで読んでほしい書評記事はこちら

「忘れる読書」の書評・要約まとめ【落合陽一の読書術】