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「LIFE SHIFT 2」の書評・要約まとめ【コロナ後の人生設計】

2023年2月9日

著:アンドリュー スコット, 著:リンダ グラットン, 翻訳:池村 千秋
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さて、今回は、一昨日の「ワーク シフト」昨日の「LIFE SHIFT」に引き続き、「LIFE SHIFT 2」を紹介していきます。

「ワーク シフト」「LIFE SHIFT」の順に読んで感銘を受けたぼくは、「これはLIFE SHIFT 2を読まざるを得ないな!」と思い、即Kindleでポチりました。

早速本の内容のまとめと書評をまとめていきますね。

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「LIFE SHIFT 2」の基本情報

「LIFE SHIFT 2」の基本情報

「LIFE SHIFT 2」の基本情報について見ていきます。


書名:LIFE SHIFT2-100年時代の行動戦略
著者:リンダ・グラットン
出版日:2021/11/11
出版社:東洋経済新報社

続いて著者の「リンダ・グラットン」さんのプロフィールが以下の通り。


リンダ・グラットン(Lynda Gratton, 1955年 - )は、イギリスの組織論学者、 コンサルタント、ロンドン・ビジネス・スクールの管理経営学教授及び彼女自身の組織行動論(英語版)上の実績で有名なHot Spots Movementの創業者である。
リンダ・グラットン - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%B3

「LIFE SHIFT "2"」というくらいですから「LIFE SHIFT (1)」もあるわけです。その本についても書評記事にまとめています。合わせてチェックしてみてください。

ちなみに、「LIFE SHIFT」の前の「ワーク・シフト」という本もあります。こっちの方が割とリアルタイムに刺さる内容が書いてあると思うので、ぜひ読んでみてください。

著:アンドリュー スコット, 著:リンダ グラットン, 翻訳:池村 千秋
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「LIFE SHIFT 2」の要約まとめ

「LIFE SHIFT 2」の要約まとめ

次に「LIFE SHIFT 2」の要約・まとめとして読書メモ+意見を記します。

  • 物語ー自分の人生のストーリーを紡ぐ
  • 探索ー学習と移行に取り組む
  • 関係ー深い結びつきをつくり出す

上記についてまとめていきますね。

物語ー自分の人生のストーリーを紡ぐ

・しかし、人生が長くなれば、さまざまな活動をおこなう時期を分散させることにより、このような過密状態を緩和できる。人生の核を成す活動──学習、勤労、余暇──を人生の特定の時期に集中させず、人生全体に割り振れば、人生のそれぞれのステージにおけるストレスや重圧が軽くなり、トレードオフの選択を強いられることによる緊張を軽減できる

・定型的な業務と非定型的な業務の構成比は職種によって異なるが、研究によれば、全般的にひとつの職を構成する業務のおよそ半分は定型的なもので、比較的自動化しやすいという★

・たとえば、教育では、その割合が約25%にとどまっている。教えたり、相談に乗ったり、指導したりといった業務が自動化される可能性は比較的小さいのだ。このほかには、マネジメント(コーチングやメンタリング、指示などの業務がある)、弁護士やコンサルタントなどの専門サービス職、看護師や総合診療医、外科医などのヘルスケア関連の職も、自動化できる業務の割合が小さい. あなたが自分の仕事や将来就きたい仕事について考える場合、いつ自動化が実現するかを正確に予測することは不可能だ。わからないことが多すぎる。それでも、根拠に基づいた推測はできる。新しい潮流に目を光らせ、変化が進むスピードに注意を払えばいい。とくに、自動化を妨げる4つの要因に留意することが大切だ。それらの要因により、ある職の全面的な自動化が避けられる場合もある.

・人々は、人間の創造性と人間によるエンターテインメントにも、これまでより多くの金を使うようになりそうだ。その結果、マッキンゼーの予測によれば、クリエイティブな仕事へのニーズも高まる。アーティスト、デザイナー、エンターテイナー、メディアワーカーなどの職種である。これは、世界規模で予測される現象だ.

活動の分散化


今までの人生は、学習(学校教育)→勤労(定年まで会社勤め)→余暇(老後を楽しむ)みたいに、各活動が一定の時期に集中していました。

しかし、これからは各活動を分散させるのが主流になっていきそうです。

例えば、学習(〜大学)→余暇(海外旅)→学習(大学院)→勤労(会社)→余暇→勤労(転職)→学習(社会人大学)→勤労(転職)→余暇(老後)みたいな感じですかね。

ぼくもどっちかというとこういう生き方をしたいなと。普通に新卒から定年まで40年近く働くのしんどすぎますからね。

ていうか、時代の流れや変化が激しくなって、そうせざるを得ない状況になるんではないでしょうか。

仕事と自動化の脅威


この本だけでなく、各所で言われていることてすが、これからはよりクリエイティブな仕事のニーズが高まります。

具体的には、マネジメント、ヘルスケア、アーティスト、デザイナー、メディアワーカーなどです。

今一度、就いている職が自動化の脅威にさらされないか自問自答してみましょう。

探索ー学習と移行に取り組む

・20代と言えば、昔は家庭とキャリアを築く時期と位置づけられていた。しかし、いまは違う。20代は、マルチステージの長い人生に向けて、その土台となるスキルと足場を充実させる時期になっているのだ. 注目すべきなのは、ヒロキの未来に、きわめて多様な進路と選択肢が広がっていることだ。職業人生が長くなることは避けられず、同じ職にとどまる期間はおのずと短くなる。その結果として、ヒロキが検討すべき「ありうる自己像」は父親よりもはるかに多くなる。これは胸躍る未来と言えるだろう。将来にきわめて多様な選択肢をもっているヒロキは、いま慌てて特定の進路を選ぶ必要を感じていない。父親が人生で経験する移行は、教育から仕事へ、そして仕事から引退への2度だけだ。同世代の人たちと一斉行進で人生を歩み、同時期に同様の移行を経験してきたのである。ヒロキはそうした一斉行進の隊列を崩したい。新しいことをたくさん実験したいと思っている。父親との間で軋轢が生まれている原因はこの点にある.

・まず、会社の研修プログラムで有益なスキルを身につけ、経験を積む。その後、もっと小規模の新興企業に移ってもいい(P3)。その会社でさらに経験を重ね、さまざまな知識と財務ノウハウの足場を築く。そして、それを土台に自分の会社を立ち上げる(P4)。すると、そこからステージ4で連続起業家になる道が開けるかもしれない(ステージ4B)

・移行を成功させる
いま、あなたが念頭に置いている進路について考えてみてほしい。おそらく、その道を歩む過程では、いくつもの移行を遂げることが前提になっているだろう。新しい職種に転身したり、キャリアを全面的に転換させたり、住む地域や国を変えたりすることも考えているかもしれない。その進路について、次の問いを検討してみよう

・*私は十分に探索をおこなっているか? 未来の移行に向けて、自分のストーリーの幅を広げ、探索をおこなう準備ができているか。未来の選択肢を狭めてはいないか。未来の可能性について幅広い助言を求めているか。現在の自己像だけでなく、未来の「ありうる自己像」の観点でも、未来を考えているか.

・*私は人生の計画を修正するのに役立つ人的ネットワークを築けているか? いまあなたは、未来への計画をできる限り具体的に描き出しているに違いない。しかし、時間が経てば、その計画は変更や修正が避けられない。というより、変更や修正をおこなったほうがいい。そこで、いま想定している未来の人生のステージで、人的ネットワークの活力と広がりを維持し、計画の検証と修正をおこなうことが可能かを考えよう.

・ *私はどのように感じるか? いま思い描いている進路とステージのひとつひとつについて、よく考えてみよう。あなたはどのように感じるだろうか。内面からモチベーションが湧き上がり、主体的に学習できそうだろうか。激しいストレスにさらされて、主体的な姿勢をいだけない状態でも、ひとつのステージだけなら乗り切れるかもしれない。しかし、複数のステージを乗り切るのは無理がある.

・*十分に学習できるか? 計画している人生のステージすべてを細かく検討し、それぞれのステージで何を学ぶことになるかを考えよう。人生のなかには、経験の幅が大きく広がり、刺激的な人たちに囲まれて過ごせる可能性が高い時期がある。このように学習量が多いステージは、人生においてきわめて重要な意味をもつ。そうしたステージを大切にしよう.

・*足場を築けるか? 未来の選択肢を支える足場を築くために、スキル、能力、人的ネットワークをはぐくむ必要がある。計画している人生のステージすべてを点検し、それぞれのステージでどのくらい足場を築けそうかを見極めよう。すべてのステージで足場を築くための活動をする必要はないが、人生全体でそのような機会があまりに少なければ、未来の選択肢が狭まってしまう。その点は肝に銘じておくべきだ.

・*学習に適した場をつくっているか? 人生のそれぞれのステージで、自分がどのように生きるかを確認しよう。学習が促進されるような場をつくれるだろうか.

・*どこに住むか? 生涯の間には、学習を促進するために人材のクラスター(集積地)で生活するべき時期があるかもしれない。一方、そうしなくても学習できる時期もあるだろう。それぞれの時期の人生のリズムを意識しよう.

今、念頭に置いている進路について考えてみてほしい、とのことだったので、せっかくだから考えてみます。

ぼくを真似しつつ、あなたも自分の人生設計考えてみてください。

現時点のぼくの人生設計


約1年後に今の会社をやめる→ブログなどをやりつつ1年間ほど海外をフラフラ旅する→①日本に帰り、WEB業界に転職②日本または海外で起業→未定

考えてみた結果


なんか視野狭くね?

海外を旅するのは念願の夢だからいいとしても、その後の転職や起業はTwitterとかでよく見るありきたりなパターンな気がしますね。もっと視野を広げるべきかもしれないです。

現状の人的ネットワーク維持については、特に気にしていません。
なぜなら、新しい人的ネットワークを作るために海外をフラフラするからです。

また、ワクワクするかといったら、海外一人旅はワクワクします。けど、その後の転職とか起業がワクワクするかといったらそうではないかな。起業は興味ありますが。

次に、学習について。
ここは大丈夫かなと。むしろ今学びたいことがありすぎて困ってます。だからこそ、一旦会社をやめて時間を作りたい。

最後に、どこに住むかというと、特には決めてませんね。決めてないというか、決めたくないって感じです。あんまり日本にこだわりとか持ってないので。

こんな感じで大雑把に考えてみました。もう少し考えを精査する必要はありますが、こうやって自分なりに考えてみるのは価値がありますね。

ぜひあなたもやってみてください。

関係ー深い結びつきをつくり出す

・新しい世代が誕生したかどうかは、社会に変化が起きたかどうかで決まる。既存の常識に疑問を投げかけ、新たな試練に新しい方法で立ち向かい、それまでとは異なる価値観や視点を形づくっていく──そうしたことを実践する人たちが出現したときはじめて、新しい世代が生まれたとみなせる。新しい世代とは、社会的発明の最前線で奮闘する人たちと言ってもいいだろう。そう考えると、世代の区切りになる年は、変化の時代の始まりと終わりの年ということになる。その意味では、最近、新しいテクノロジーに対する姿勢に基づいて世代の呼び名がつけられるケースが多いことにも納得がいく。テクノロジーが急速に変化していれば、新しい世代が比較的短期間で次々と登場するのも不思議ではない.

・人間関係に関する計画を点検する
*十分な時間を確保できているか?
こうした「純粋」な人間関係を構築するには、長い時間がかかる。一緒に長い時間を過ごし、じっくりと相互の信頼と愛情、共感と理解をはぐくまなくてはならない.
*どのような未来を望むかを明確に話し合ったか?
*適応力をもてるか?
カップルのあり方は、「キャリア+ケアラー」型から「キャリア+キャリア」型へ変わりつつある。それに伴い、2人の関係の組み立てはいっそう複雑になり、2人がそれぞれ適応力をもつ必要が高まる。

・コミュニティを大切にする
*コミュニティとの関わりに時間を費やす用意はできているか
*さまざまな年齢層の人たちと一緒に過ごす用意はできているか?
自分より高齢の人や若い人と接する時間が多ければ、あなたの人生プランはいっそう強力で実りあるものになる可能性がある. 年齢で人を判断すべきではない。大切なのは、それぞれの人がどのような人間なのかだ.

人間関係はパートナーがいる場合の話でぼくには当てはまらんので省略。

コミュニティを大切にする


それぞれの問に自分なりに答えてみました。
これもぜひ真似してみてくださいね。

*コミュニティとの関わりに時間を費やす用意はできているか
できていないっす。反省します。
ここ3年間くらい孤独にブログをがんばってきたので、そろそろ仲間を作らないとと思っています。まずは時間の確保からですね。
*さまざまな年齢層の人たちと一緒に過ごす用意はできているか?
今の会社ではいろんな年齢層の人と関われてます。ただ、プライベートでは全く他の年齢層と関われていないですね。できるだけ普段行かないようなお店やコミュニティに顔を出してみるようにします。

結果、ダメダメでした。反省です。

といったように、あなたも自分なりに考えてみると見えてくるものがあるかもしれません。

「LIFE SHIFT 2」の書評

「LIFE SHIFT 2」の書評

いつも通り書評をまとめていきます。

正直に言います。「ワーク シフト」「LIFE SHIFT」よりは微妙でした。なんかよく分からなかった。

って最初は思っていたのですが、読んだあともう一回咀嚼してみたら、その理由に気づきました。

  • 原著はコロナ前に書かれたから
  • 「ワーク シフト」「LIFE SHIFT」よりも未来の話をしているから
  • 「ワーク シフト」「LIFE SHIFT」で働き方や生き方の考え方が固まってしまっていたから

「LIFE SHIFT 2」はコロナ前に書かれた上に、前著の時よりさらに先の未来の話をしているように感じました。

今の自分との距離がありすぎるせいで、身にしみてこなかったんだと思います。

けど、未来予測では、ある意味で身にしみてこないことに意味があると思います。

なぜなら、身に染みる=簡単に予測できる未来=あんまり価値がない、から。

しっくりこないからこそ、未来予測として価値があります。

また、ぼく自身「ワーク シフト」「LIFE SHIFT」に感銘を受けて、考え方が固まっていたことも阻害要因だったかもしれませんね。

「LIFE SHIFT 2」を読むべき人

「LIFE SHIFT 2」を読むべき人

最後に、「LIFE SHIFT 2」についてまとめていきます。

「LIFE SHIFT 2」を読むべき人

  • 「ワーク シフト」を読んだ人
  • 「LIFE SHIFT」を読んだ人
  • 人生設計について深く考えたい人

まず、「ワーク シフト」「LIFE SHIFT」を読んだ人は必読かなと。考え方を「LIFE SHIFT 2」でアップデートしていきましょ。

一方で、どちらとも読んだことがない人はあえて「LIFE SHIFT 2」から読むのもありかもしれません。

ぼくみたいに先入観を持つと厄介なので。

どちらにせよ、今後の人生設計を考えたい人は一度読んでおくのがいいですね。

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それでは、また。

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