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本記事の内容
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
この記事を書いているぼくは、2022年に大学院を修了し、現在とある大企業で働いています。
そんなぼくですが、大学院生時代に4回ほど論文がリジェクトされたことがあります。
もちろんリジェクトされたときはめちゃくちゃ落ち込みました。
しかし、その経験からリジェクトで落ち込んだときの立ち直り方や対処法をマスターしてると自負してます。
ということで、今回は投稿した論文がリジェクトなったときどうすればいいの?ってことをまとめていきます。
※なお、今回は大学の学部生、大学院の修士に向けて書いています。博士課程や研究者、教授の方向けではないので、その点は考慮の上、読み進めてください。
論文がリジェクトされて落ち込むのは当たり前
大前提として、論文がリジェクトされて落ち込むのは当たり前です。
落ち込んでるのはあなただけではありません。だから安心してこの記事を読み進めていってくださいね。
頑張ったことを否定されたら落ち込むに決まってる
当然ですが、頑張ったことを否定されたら落ち込むに決まってますよね。
ましてや、研究は1年間もしくはそれ以上みっちりやって、ようやく1つの論文を出すもの。
つまり、リジェクトされたということはその1年間以上の活動を否定されるようなものです。
これで落ち込まない人がいるだろうか。いや、いない(反語)。
教授ですらリジェクトの経験がある
そして、忘れがちな事実があります。
それが、教授ですらリジェクトの経験があるということ。
実際、ぼくが論文がリジェクトになったことを教授に相談しにいった時、こう言ってくれました。
「俺なんか何十回もリジェクトされたことあるよ。最初はリジェクトされて当たり前だから気にせず切り替えていこう。」
この言葉を言われた瞬間、モヤモヤした気持ちが晴れましたね。
ぼくの教授が言うように、リジェクトされるのなんてあっっったり前。
論文のリジェクトでちゃんと落ち込むのも大事なことですが、気にしすぎるのもNGです。
リジェクトは学びの宝庫(例外あり)
リジェクト=嫌なものであるような書き振りをしてきましたが、ぶっちゃけリジェクトは学びの宝庫です。
なぜなら、自分の論文を客観的に見てくれる人は貴重だから。
というのも、自分が論文を主観的に見てしまうのはもちろんのこと、自分の担当教授も真っさらな状態で客観視してくれるわけではないですよね。
でも、論文の査読者は完全0の状態から論文を読んでくれます。与えてくれる意見は超貴重です。
とはいえ、例外もあります。
査読者の中には主観的な意見をする人や言いがかりみたいな意見をする人もいます。
なので、とりあえず意見は素直に受け入れ、反論できるところはきちんと反論する。
それくらいのモチベーションで論文リジェクトと向き合いましょう。
このタイミングで論文の書き方を学ぼう
このタイミングで改めて論文の書き方を学び直すのもありですね。
ぼくはリジェクトが悔しくて、『論文の執筆に役立つおすすめ本5選』で紹介しているような本を読み漁りました。
【2024年】論文の執筆に役立つおすすめ本5選【大学院生向け】
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論文がリジェクトされて落ち込んだときに立ち直る方法3選
ぼくが勧める論文のリジェクトでメンタルが病んだ時の対処法が以下の通り。
- 教授に相談する
- 自分なりの気分転換をしまくる
- 自己肯定感が上がることをしまくる
それぞれどういうことか解説していきます。
①教授に相談する
一番効果あります。
教授はあなたの何倍何十倍もの論文を書いてきますからね。その分、リジェクトの経験も並大抵ではないです。
ぼくの場合は、教授に相談したら「気にしなくていい。むしろ査読者のやつらがおかしい」みたいなことを言ってくれました。
あなたが学会に論文を投稿できたということは、教授もあなたの論文に自信を持っていたということですからね。
そもそもクソ論文だったら、「もう一度練り直そう」と言われます。
なので、教授はあなたを確実に励ましてくれます。さらに、今後の方針とかも一緒に考えてくれるので、落ち込んだらすぐに教授に相談してみましょう。
②自分なりの気分転換をしまくる
シンプルに気分転換するのも効果ありです。
- 運動する
- カラオケに行く
- 友人と飲みに行く
- パートナーとデートする
- 1人で旅に出る
なんでもOKです。
ちなみにぼくは夜遅くに銀杏ボーイズの曲を熱唱しながら自転車を漕いで気分転換してました笑。
とにかく家でだらだらしても余計に鬱っぽくなるだけなんで。外に出ましょう外に。
③自己肯定感が上がることをしまくる
①、②に合わせてやってほしいのが、自己肯定感を上げること。
というのも、論文リジェクトによって結構自尊心が傷つくからです。
自尊心が傷つくと自信がなくなる。
自信がなくなるとやる気がなくなる。
やる気がなくなるとより結果が出なくなる。
結果が出なくなるとさらに自尊心が傷つく。
こんな負のループに入らないように気をつけましょう。
ちなみに、自分の自己肯定感が上がるならなんでもOKですよ。
なお、やりたいことが思いつかなければ、きちんと自己分析してみましょう。
『【厳選】自己分析ツールのおすすめ7選【登録なし/無料あり】』で紹介しているようなツールを使えば、新たな発見ができるはずです。
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論文がリジェクトされたときの対処法
論文リジェクトのショックから無事立ち直れたら、その論文をどうしていくかを考えていきます。
必ずしも特定の学会や雑誌にリジェクトされた=その論文に価値がない、というわけではありません。
なので、せっかく書いた論文をどう生かしていくのかの対処法をいくつか提示していきます。
まずは教授に相談
まずは教授に相談してください。
論文投稿は割と教授の意志によって決まるので、ここは最低限やっておきましょう。
さらに、教授であれば多数の学会・雑誌を知っているので、再投稿する際のヒントを与えてくれたりします。
先程も書いたとおり、リジェクトの結果に落ち込んだら、まずは教授に相談。そこで、立ち直るきっかけを得るとともに、今後のヒントも得てしまいましょう。
続いて、別学会(雑誌)への投稿について具体的なプランを示していきますね。
エディターキックだったら雑誌レベルを落とす
まず、エディターキックだったら雑誌レベルを落としたほうがいいです。
「エディターキック」とは、査読前にEditorがリジェクトを決めてしまうということ。査読者の手に渡らず、そもそも原稿が審査するのにふさわしいかどうかを判断するというものです。
なので、その段階でリジェクトされるということは、
- 論文として形を為していない
- 論文の投稿要領・規程を満たしていない
- 論文テーマと雑誌のテーマが合致していない
などが考えられるため、練り直すか雑誌レベルを落としたほうがよいです。
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指摘部分を素直に修正して別の雑誌へ再投稿する
単純に査読の結果リジェクトになった場合は、同レベルの雑誌へ再投稿するのがいいでしょう。
というのも、査読までこぎつけているということは、審査に値する論文にはなっているということ。
あとは、論文としての一貫性や研究方法の是非、分析結果の有用性などが問われることになります。
この点は素直に指摘部分を修正して別の雑誌へ再投稿すれば、すんなり通ることがありますよ。
リジェクトになったからといって諦めるのではなく、他の雑誌等を検討して、とにかく世の中に出すことを意識していきましょう。
査読なしの雑誌へ投稿するのもあり
とはいえ、個人的には査読なしの雑誌へ投稿するのもありだと思っています。
なぜなら、査読なしの雑誌でも学生にとっては経験値にはなるから。
実際ぼくも初めての学会投稿でリジェクトされたあとは、査読なし発表ありの論文集に投稿しました。
その結果、論文発表という機会を得ることができ、今思うとかなりよい経験でしたね。
とにかく、1年以上の努力を無駄にしないためにも意地でも世の中に出すように心がけていきましょう。
やらしい話、論文発表の経験があるだけで就活でも有利になりますので…。
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論文リジェクトで落ち込むのを回避するために
最後にそもそも論文のリジェクトで落ち込むのを回避する心構えをまとめていきます。
- 論文はリジェクトされて当たり前
- 投稿できる論文は探せばいくらでもある
- リジェクトは自分の成長機会だと考える
以上のとおり。リジェクト=悪いことではありません。
研究者はリジェクトによって成長します。
ぼく自身もリジェクトを通して、論文の書き方、研究の進め方、研究の奥深さを知ることができました。
これからもリジェクトと向き合いつつ、研究に励んでいきましょう。
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それでは、また。