本記事の内容
- 「東大読書」はどんな読書術なのか
- 「東大読書」式のアウトプット術
- 「東大読書」式の選書方法
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
年間300冊のペースで本を読むブロガーである私が、人気書籍「東大読書」の要約をしていきます。
本記事では、人気書籍「東大読書」の内容について解説していきます。
この記事を読めば、東大読書のやり方を知ることができ、理解力と思考力が高まる読書ができるようになりますよ。
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書籍「東大読書」とは?著者はどんな人?
皆さん、「東大読書」という書籍をご存知でしょうか。
東大生として読書術をレクチャーする「西岡壱誠」さん著の読書術の本です。
今回は実際に「東大読書」を読んだ自分が、書籍で特にためになった部分の個人的要約と、この書籍の魅力について解説していきます。
「東大読書」著者紹介
著者紹介
- 東大読書
- 東京大学3年生(執筆当時)
- 「ドラゴン桜」の東大監修を担当
- Twitterフォロワー約9600人(2021/05/13時点)
「東大読書」書籍紹介
書籍紹介
- タイトル:「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書
- 構成:
はじめに:偏差値35だったぼくを変えてくれた「東大読書」
PART1:地頭が良くなる「東大読書」の5ステップ
STEP1:仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる
STEP2:取材読みで「論理の流れ」がクリアに見える
STEP3:整理読みで難しいことも「一言」で説明できる
STEP4:検証読みで「多面的なモノの味方」を身につける
STEP5:議論読みで本の内容を「ずっと記憶」しておける
PART2:東大流「読むべき本」の探し方
METHOD1:売れている本・ベストセラーを選ぼう!
METHOD2:信頼できる人のレコメンデーション
METHOD3:時代を超えて読み継がれている古典
METHOD4:今年のマイテーマを決める
METHOD5:「読まず嫌い」を避ける
おわりに
「東大読書」の読書術について
- 装丁読みをする
- 質問読みをする
- 検証読みをする
この章では、実際に書いてあった読書術から特にためになった部分を3つピックアップしました。
装丁読みをする
「装丁読み」とは、装丁(カバーや帯)から本を読むヒントを得ることです。
本を読む前にカバーや帯からヒントを得ると格段に読みやすくなります。
なぜかというと、事前準備しておくことで本の「地図」ができあがるから。
それと同じで本の「地図」によって自分の目的に合わせて本を読み進めることができるのです。
また、それと同時に「仮説作り」をしましょう。
仮説作りをすることで、「本の全体像」と「自分の現在地」を明確にできます。
本のタイトル、帯、そして目次などから「こんなことが書いてあるのかな」などと考えることで本全体としての読解のヒントを見つけましょう。
質問読みをする
次は「質問読み」です。
具体的にいうと、本を「記者」になったつもりで読むということ。
なぜなら、「記者」として読むことで自然とメモを取ったり、本の内容に質問や疑問を抱くようになるからです。
そして、質問を抱きながら読み進めると、「情報」を「知識」に変えることができ、論理展開も追いやすくなります。
読書の目的は「情報」を得ることだけでなく、「知識」を得ることです。
なので、「質問読み」をして本から「知識」を得られるようにしましょう。
検証読みをする
最後が「検証読み」です。
検証読みとは、同時に何冊も同時に読んで、文章の共通点や相違点、交錯する点を探すという読書術です。
それは1冊ずつ読むと、意見に偏りが出るとともに、客観的な目線で本の内容を理解できなくなってしまうためです。
なので、検証読みをすることによって、能動的に文章の内容を自分で噛み砕いて、考えを巡らせて読むことが重要なのです。
※ちなみに、京大読書術も読みましたが、東大読書とはまた違った読書術を紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。
» 「京大読書術」とはどんな読書術なのか?徹底解説【書評・要約・感想】
「東大読書」式のアウトプット術とは?
次には読書術と常にセットで考えなければならない「アウトプット術」についてです。
この章でも主にたまになった点を3つピックアップ。
- 議論読みをする
- 読む前に立てた仮説の答え合わせをする
- アウトプット要約をする
議論読みをする
本と「talk」をしましょう。つまり、議論です。
ただ本を読むという行為ですと、著者から「speak」されるという状態になります。
「speak」されるのでは、頭に残りにくく、得た情報を活かすことも難しいです。
しかし、本と「talk(議論)」すれば情報を知識にし、頭に残るし、得た情報を活かすことができます。
読む前に立てた仮説の答え合わせをする
おすすめのアウトプット法は本を読む前に仮説を立てて、その答え合わせをするということです。
本を読む前に「スタート地点」「ゴール地点」を設定し、本を読み終わった後に答え合わせをするとことで論理の流れを把握しやすくなります。
アウトプット要約をする
「アウトプット要約」は、その本の「帯コメント」を考えてみようというものです。
ポイントは中学生でもわかるようにぎゅっとまとめてエッセンスだけを抜き出すこと。
紹介した読書術を踏まえながら、「著者が本当に言いたかったこと」を考えます。
そして、その結果を受けて、その内容を本の内容を全く知らない人に向けたメッセージとして1行ないし非小事のまとめを作る。
こうしたアウトプット要約によって本の内容の理解がさらに深まります。
「東大読書」式の選書方法とは?
ここでは「東大読書」式の選書方法をご紹介。
まず結論として理想的な選書とは、「自分に今必要な本を選ぶ」ということです。
本当に得るものが多い本というのは人によって、その時代・状況によって変わります。
なので、「自分に今必要な本を選ぶ」を大前提で覚えておいてください。
以下ではためになった部分を3つピックアップしておきました。
- 今売れているベストセラー
- 人に紹介されている本
- 時代を超えて読み継がれている古典
今売れているベストセラー
選ぶべき本の1つ目はベストセラーです。
なぜベストセラーがいいのか。
それはベストセラーは必ず「議論を呼ぶ」、つまり「毒か薬か」であるからです。
ベストセラーを読むことによって「世の中の空気」を知ることができ、本の内容について自分で考える契機になるのです。
人に紹介されている本
次は人に紹介された本。
具体的には以下の通り
- ネットやSNSで紹介されている本
- 読んだ本の中で紹介されている本
- 自分が信頼できる人が選んだ本
個人的にはネットやSNSで「信頼できる人」や「尊敬する人」を見つけて、その人が勧めている本を選ぶのがオススメです。
時代を超えて読み継がれている古典
最後にオススメするのは、時代を超えて読み継がれている古典です。
古典というのは「時代を超える」だけの力が、「時代の流れに負けない」だけの魅力がある作品です。
つまり、いくつもの時代を生き抜くだけのエッセンスが詰まっている場合が多いのです。
また、古典作品というのは現代に残る多くの作品に影響を与えています。
なので、古典を読むことで現代のエッセンスの源泉を知ることができ、よりその分野・ジャンルの理解を深めることができます。
「「東大読書」の読書術について要約と解説をします」のまとめ
- 本を読む前に本の装丁をじっくりと読む
- アウトプットすることで「情報」を「知識」に変える
- ベストセラー・古典・信頼している人が薦める本を選ぶ
いますぐできるTODOリスト
- 本を読む前に読む前に装丁をじっくり読んでみる
- 「東大読書」を買って読んでみる
- Kindle Unlimitedの無料体験で「東大読書」を読んでみる
「東大読書」はメディアにも取り上げられるほど、有名な本です。
読書術の本はたくさんあるので、まずはこの「東大読書」から入るのもいいかも。
読書で悩んでいる人はぜひ買って読んでみてください。
「いろんな読書術の本を比較して買いたい!」という方は下記の記事をぜひ参考にしてください。
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それでは、また。
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