本記事の内容
- ChatGPTでブログ記事を作成する方法・手順
- ChatGPTでブログ記事を作成するメリット・デメリット
- ChatGPTにブログ記事を書かせた感想
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
この記事を書いているぼくは、ChatGPTがプロトタイプをリリースしてすぐに触り始めました。
今は割とノウハウが溜まったので、ブログやTwitterにてAIに関する発信をしています。
本記事では、ChatGPTでブログ記事を生成する方法を解説していきます。
ぼくもwillblogとは別のブログを運営しておりまして、そちらのブログではAIにも記事作成を手伝ってもらっています。
実際にChatGPTでもいくつか記事を作成してみたいのですが、意外にこれが使える!
ということで、今回はChatGPTでSEOにも強いブログ記事を作成する方法を伝授していきますね。
おそらく他の有料教材とかでも紹介されているレベルの内容になってるはず。無料で見ちゃってください笑
※余談ですが、本記事はすべてぼく自身が書いています。つまり、AIの手を借りずにぼくの実体験ですべて書いているので、ご安心を。
ChatGPTを使いこなしたい人向け
ChatGPTをもっと使いこなしたい人は「プロンプトエンジニアリング」も学んでみましょう。「プロンプトエンジニアリング」を身につけると、ChatGPTの使い方が一段階上がります。詳しい学習方法は下記からどうぞ。
続きを見るプロンプトエンジニアリングの効果的な学習方法5選【まとめ】
ChatGPTでブログ記事を作成する方法・手順
早速ChatGPTでブログ記事を作成する方法・手順を解説していきますね。
具体的な手順が下記のとおり。(ChatGPT使える前提で話を進めていきます。まだ登録が済んでいない方はChatGPTとは?始め方・使い方・将来性を徹底解説【スマホOK】からどうぞ。)
- キーワードを元に見出しを作ってもらう
- 大見出しごとにブログ記事を作成してもらう
- タイトルを作ってもらう
順番に解説していきます。
①キーワードを元に見出しを作ってもらう
基本いつもブログを書くときにやっていることをそのまま代理してもらうだけです。
ChatGPTにブログ見出しを作らせる指示
まずは、書きたいキーワードを選びます。今回は例として「仮想通貨 危険性」というキーワードにしてみました。
そして、普段ならキーワードで検索してみて、検索上位10サイトの構成とかをチェックしますよね。それと同じことを指示すればいいわけです。
そして、大見出し(h2)、中見出し(h3)、小見出し(h4)の付け方を指示すれば完成。指示文が以下のとおりです。
ChatGPTの返答
そして、返答がこちら。
いい感じの見出しですよね。
完成したらこの生成された返答をコピーしてメモ帳とかに貼り付けてください。
このまま本文を作成するように指示してもいいのですが、長文になるとかなりの確率でエラーになるので、小分けにしたいからです。
見出し=ブログ記事の構成は、下記で説明中。下記を参考にプロンプトをカスタマイズしてみましょう。
大見出しごとにブログ記事を作成してもらう
小分けにしていきます。今回生成されたのを見ると中見出しごとに分ければ良さそうですね。
ChatGPTにブログ記事を書かせる
わかりやすいように見出し「2-2. セキュリティリスク」について書かせます。
下記のように指示すればOK。「ブロガーっぽく」みたいに雰囲気を指定することもできますよ。
なお、途切れたら「続きを書いて」と入力してください。
» 【簡単】ChatGPTで文章が途中で切れる原因と3つの対処法
ChatGPTの返答
そして、生成されたブログ文章が以下のとおり。
これもまたいい感じです。
最初に生成した見出しすべてに対して、こんな風に文章を作っていきましょう。
③導入文を作ってもらう
そして、意外と忘れがちな導入文を書いてもらいましょう。
方法はシンプルで、記事を作成してもらった同じチャットで「導入文を作って」をいうだけ。
なお、ChatGPTの性質上、同じチャット内の文脈しか引き継がないので、必ず記事を生成したチャットでおくりましょう。
ちなみに、ぼくは画像のように条件を付け加えています。ここはそれぞれアレンジしてくださいね。
④タイトルを作ってもらう
そして、この記事にマッチしたタイトルも作ってもらいましょう。
こちらもシンプル。記事を生成したチャットで「タイトルを◯つ考えて」というだけ。
いろいろ比較できるように個数指定するのがオススメです。
こちらもぼくは条件指定しています。この条件は最適解だと思ってます。
ブログの記事タイトルの付け方を参考に、適宜修正してください。
③メタディスクリプションを作ってもらう
最後に、メタディスクリプションも作ってもらっちゃいましょう。もう至れり尽くせりですね笑
こちらもメタディスクリプションのコツを参考に、微調整しましょう。
これでブログ記事の完成です。
あとはそれぞれのブログ媒体(WordPressやnote、はてなブログなど)に投稿するだけです。お疲れ様でした!
ChatGPTでブログ記事を作るメリット
では、ChatGPTでブログ記事を作るメリットってなんでしょうか。
結論、以下の3点だと思います。
- 記事執筆を超短縮できる=記事を量産できる
- 多様な表現ができる
- 文章の質を向上できる
それぞれ解説していきます。
記事執筆を超短縮できる=記事を量産できる
1つ目のメリットが、記事執筆の時短化ですね。根拠はぼくの執筆時間の短縮です。
- ぼくひとりで記事設計~記事投稿のすべてを行う場合
→3時間 - ChatGPTで記事の大部分を書いてもらう場合
→15分(慣れればもっと早いかも)
上記のとおり、めちゃくちゃ時短になるわけです。しかも品質を保ったまま。
そして、1記事15分くらいで作れちゃうので、元の時間をかけたら記事を10本も作成できるんです。
つまり、記事の量産ができます。
これがChatGPTでブログ記事を書く最大のメリットですね。
多様な表現ができる
2つ目のメリットが、多様な表現ができるということ。たとえば、以下です。
同じテーマに対して、多様な記事タイトルを提案してくれます。
また、返ってきた返答に対して、再度指示することも可能です。
このように、ChatGPTはこちらの指示をうけて多様な表現を返してくれます。あとは、その返答の中から自分が使いたい表現を選ぶだけです。
文章の質を向上できる
3つ目のメリットが、文章の質を向上できることです。具体的には以下のとおり。
- 文法を正しく整える
- 誤字脱字を修正する
- 長文を要約する
文法を正しく整える
誤字脱字を修正する
長文を要約する
他にもさまざまな要求ができますが、上記の3つができるのは特に大きいですよね。
また、そもそもChatGPTが生み出す文章はかなり自然です。
今までのAIライティングツールはどこか違和感が残る文章だったのですが、ChatGPTは膨大な量の文章量を学習しているため、かなり自然な表現です。
ChatGPTでブログ記事を作るデメリット・注意点
ここまで見るとChatGPTはメリットだらけかと思いますが、残念ながらデメリットや注意点もあります。それが以下。
- コンテンツの信頼性を確認する必要がある
- 人間の感情や思考を表現しにくい
- 文章に一貫性がなくなる
かなり重要なところなので、必ず確認してください。
コンテンツの信頼性を確認する必要がある
1つ目に注意したい点はコンテンツの信頼性をきちんと確認したほうがよいということです。
大前提として、まだChatGPTには間違いを教えてくるなど不完全な部分があります。たとえば、以下を見てください。
そもそもChatGPTは2021年9月までのデータを学習しているので、Google Pixelのモデルで6と7が足りてません。
上記のように、ChatGPTが生み出すコンテンツはすべて正しいとはかぎりません。
仮に間違った情報を記載した記事をアップすると、あなたの信頼性は下がり、ブログから読者が離れていきます。
なので、しっかりと対策しましょう。対策案としては以下が挙げられます。
- 実体験を記載する
- 根拠となる文献や記事、著名人の発言を引用する
- AIも執筆に関わっていることを明記する
上から順に優先度は高めです。
まず、ブログは自分の実体験をもとに書いていきましょう。もし該当する実体験がないのなら、そもそも文章を削除するか、根拠となる文献や記事、権威のある人の言葉を引用しましょう。
そして、ダメ押しでAIも執筆に関わっていることを明記しておきましょう。
ここまで丁寧につくりこめば、読者は不審がりませんよ。
人間の感情や思考を表現しにくい
2つ目のデメリットが、人間の感情や思考を表現しにくいことです。当然ですよね、あくまでもロボットですから。
実際にChatGPTで文章を生成すると、「~だと思います」「~と感じます」みたいな言葉は入っていません。
ここがChatGPTのデメリットであるとともに、人間が記事を執筆するメリットです。
もしAIに記事の質で勝つとしたら、こういった「体験」「体験に基づく感情」「思考」を重視して執筆していったほうがいいです。
余談ですが、AIに記事の全体を書かせて、そこに人間が体験や感情を記載していくのもありです。
ですが、AIが書いたことと自分が書いたことで一貫性が生まれにくいので、そのすり合わせが面倒になりますね。
文章に一貫性がなくなる
最後のデメリットが、文章に一貫性がなくなるということです。2つの場面で一貫性がなくなりますね。
- ChatGPT内で一貫性がなくなる
- ChatGPTと自分で一貫性がなくなる
ChatGPT内で一貫性がなくなる
というのも、ChatGPTは同じチャット内しか文脈を引き継がないからです。
例えば、先ほどの例のように「仮想通貨 危険性」というブログを書くとき、
同じChatGPT内で生成された見出しとその文章
続いてが、別のチャットでそれぞれの見出しを書いてもらった場合
どうですか。やっぱり別チャットで見出しをつくると、なんか一貫性がなくなりますよね。
ということで、もしChatGPTで記事を作成するのであれば、同じチャット内というのが大前提となります。
ChatGPTと自分で一貫性がなくなる
ChatGPTが書いたことは自分の体験に基づいていません。
ではどうすればいいかというと、自分の体験をChatGPTが書いたことに擦り寄せていくしかないんですよね。
なぜなら、ChatGPT側が自分の体験に擦り寄せることは難しいからです。
しかし、自分の体験をChatGPTに擦り寄せていくと、下手したら自分の体験を誇張したり、ねじ曲げてしまうようなことも生まれるわけです。
そうすると、文章の一貫性というところに違和感が生まれてしまいますよね。
※指示次第でChatGPTが自分の体験に基づいて記事を作成することは可能かもしれません。ここはぼくも模索中です。何か分かり次第この記事に追記するので、ぜひブックマークしておいてください。
ChatGPTにブログ記事を書かせた感想
ぼくがChatGPTにブログ記事を書かせた感想を下記にまとめていきます。
- おもしろみはないけど、高品質のブログ記事を作成できる
- 結局ファクトチェックとか体験の追記とかが必要になる
- それでも超時短にはなる
おもしろみはないけど、高品質のブログ記事を作成できる
高品質なブログ記事を作成できて、マジですごいと思いました。
おもしろみは無いけど。もう一回言います、「「おもしろみはないけど」」。
これなんですよね。情報の網羅性はすごいから優等生的な記事は作れるんです。けど、おもしろみはないんですよね。
たとえば、直前に書いたような表現はしてくれないわけですよ。
おもしろみはないけど。もう一回言います、「「おもしろみはないけど」」。
ぼくがノリで書いた文章ですが、ChatGPTはこんな表現はしません。
やっぱりブログはその人の実体験や人柄、思想が出るからおもしろいのであって、情報だけのメディアはそこらへんの企業メディアに任せておけばいいわけですよ。
個人的におもしろいと思うブロガー
- ヨッピーさん
- イケハヤさん
- トーマス・ガジェマガさん
やっぱり紹介した方たちは人生をそのままブログに投下しているんですよね。ユーモアセンスもやばい。
ぼくもChatGPTに取って代わられるようなブロガーにはなりたくないです。。。
結局ファクトチェックとか体験の追記とかが必要になる
そして、「結局ファクトチェックや自分の体験を追記しなきゃじゃん」と感じてしまいました。
ChatGPTでブログ記事を生成すると、ブログでも重要になる「信頼性」と「独自性」が欠如するんですよね。
そこを補うためには結局人間の手が必要になるなと感じました。
それでも超時短にはなる
ちょっとネガティブ多めで書いてきましたが、それらのネガティブをすべて取っ払うくらい「時短」という魅力があります。
やっぱり1記事15分で書けてしまうのはすごすぎる。しかも高品質で提供してくれる。
下手なWebライター雇うくらいなら、ChatGPTに記事を書かせたほうが早いし安いですからね。
WordPressブログを始めつつ、ChatGPTに記事を書かせまくっている人もいるみたいです。
当ブログではChatGPTの他の応用方法も解説しています。気になる方はぜひ。
それでは、また。
ちなみに、、、
ChatGPTを本気で使いこなしたいなら「プロンプトエンジニアリング」の知識が必須です。実は、ぼくもTechAcademyで学んだことでChatGPTを使いこなせるようになりました。ステマなしでレビュー記事を書いたので、ChatGPTで生活や仕事を変えたい人はぜひチェックしてみてください。 続きを見る
はじめてのプロンプトエンジニアリングコースの体験レビュー【TechAcademy】