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大学院で求められる英語レベルはどれくらい?【勉強法も紹介】

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英語が苦手なんだけど大学院でやっていけるか心配だな。大学院にいる人たちの英語レベルはどれくらいなんだろう。
悩んでいる人
うぃる
今回はこうした悩みに答えます。

本記事の内容

本記事の執筆者


本記事の執筆者(大学院生)

うぃる(@willblog13

この記事を書いているぼくは、2022年に大学院を修了し、現在はとある大企業の海外部門で働いています。

そんなぼくが、実体験をもとに大学院で求められる英語レベルについてまとめていきます。

軽く結論を書いておくと、英語レベルが低くても大学院でやっていけるということです。

ある程度「これくらいはあったほうがいいよね」というラインはありますが、そこを下回っていてもOK。

むしろ大学院で大きく成長できるチャンスが眠っているということです。

ということで、大学院での英語事情について見ていきましょう。

大学院で英語を使用する機会

大学院で英語を使用する機会

はじめに、大学院のどういった場面で英語が必要となるのかを見ていきましょう。主に以下の4点で英語が必要となってきます。

  • 英語で学術論文を読む
  • 英語で学術論文を書く
  • 英語での授業を受ける
  • 留学生と英語でコミュニケーションをする

英語で学術論文を読む

一番英語を使う場面が学術論文を読むときです。

なぜなら、大学院生になると、海外論文の情報収集が研究の肝になってくるからです。

ゼミによっては、輪講ゼミといった形で英語論文の精読が課されることもあると思います。

ちなみに、ぼくの研究室でも輪講ゼミが隔週くらいのペースでありました。

英語リーティングが必要となるのが、学術論文の収集です。

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英語で学術論文を書く

続いては、英語で学術論文を書くときです。

例えば、国際学会に論文を投稿するときなど。
なお、国内学会でも本編は日本語でサマリー(要旨)は英語で書くのがほとんどです。

なので、論文を書く上では必ず英語のライディング能力が必要となることを理解しておきましょう。

英語での授業を受ける

大学院では研究をするだけではなく、授業も受けます。

大学の学部生の頃なら授業は基本日本語だったはず。ですが、大学院からは英語のみで行われる授業が一気に増えます。

ぼくも最初は大変苦労しました。1時間半教授が何言っているのか全然わからないなんてことも・・・。

なので、英語のリスニング能力も必要となってきます。

留学生と英語でコミュニケーションをする

もちろん英語を話す機会もあります。それが留学生とのコミュニケーションです。

大抵の大学院であれば、研究室に留学生がいるはずです。
ただ、日本に来たばかり留学生は、日本の風土や研究室の決まりごとなどは知りません。

そういった留学生たちに様々なことをレクチャーするというのも大学院生の役目であります。

留学生の人たちと交流することで様々な英語に触れることができます。

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おすすめは「英語日記BOY(レビュー記事)」です。ぜひ読んでみてください。

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大学院入試で求められる英語レベル

大学院入試で求められる英語レベル

ここからはそもそも大学院に入る入試段階で必要となる英語レベルについて解説していきます。

なお、入試形式は各大学院によって異なりますが、今回は一般的な大学院を想定して書いています。

必要な英語レベルはTOEIC600点台くらい

まず、よく大学院入試で参考とされるTOEICのスコアから。

結論、大学院に必要なTOEICスコアは600点台くらいかなと思います。

根拠は以下のとおり。以下はTOEICが2019年度に出したレポートより、新入社員の専攻別最終学歴データによるTOEIC平均スコアを出したものです。

新入社員の専攻別最終学歴データによるTOEIC平均スコア
引用:2019年度 新入社員 TOEIC Listening & Reading 最新データ

上記をみると、以下の結果がわかります。

  • 文系大学生 :518~550
  • 文系大学院生:674~699
  • 理系大学生 :396~463
  • 理系大学院生:530~595

ということは、大学院生修了時点で、文系であれば650点以上、理系であれば600点弱はほしいということです。

大学院入学時点で600点前後のスコアがあれば御の字。伸びしろを考慮しても500点前後のスコアは持っておきたいという感じですね。

TOEIC600点より低くても問題なし

とはいえ、TOEIC600点台というのは一つの目安です。600点より低くても問題はありません。

実際ぼくも大学院入学時点では、TOEICスコア550くらいでしたし、ぼくよりスコアの低い友人も大学院に進学して問題なく授業受けれてました。

結局は英語能力を伸ばすというのも大学院に通う目的の一つでもあると思うので、最初から高いスコアを持っていなくても問題なしです。

大学院特有の英語試験を受ける場合もある

一般的に大学院入試は以下の試験科目があります。

  • 面接(研究内容の発表)
  • TOEICスコア(スコアシートの提出)
  • 筆記試験(専門分野)

上記が一般的ですが、大学院の中にはTOEICの代わりに特有の英語テストを実施することもあるそうです。(文系に多いと聞いてます)

特有の試験の場合は、

  • 研究室訪問して試験の内容を把握する
  • ウェブページ上で転がっている過去問題等を閲覧する

などの対策を練るようにしましょう。

大学院生活で求められる英語レベル

大学院生活で求められる英語レベル

続いては大学院生活を送る上で必要となる英語レベルについてまとめていきます。必要な英語レベルが以下の通り。

  • Reading→英語で書かれた論文を読み解ける
  • Writing→英語での学術論文を学会に投稿できる
  • Listening&Speaking→留学生とコミュニケーションを図ることができる

英語で書かれた論文を読み解ける(Reading)

一つ目のリーディング面に関しては、英語で書かれた論文を読み解けるようになればOK。

ちなみに論文の読み方は下記で詳しく解説しています。論文の読み方でおすすめなのは「落合陽一式」【元大学院生が紹介】で紹介している手順+辞書や翻訳機能を駆使すれば、外国論文は怖くありませんよ。

外国論文はあなたの修士論文の基盤になるものなので、きちんと目を通しておきましょう。

論文の読み方でおすすめなのは「落合陽一式」【元大学院生が紹介】
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英語での学術論文を学会に投稿できる(Writing)

2つ目のライティング面については、国際学会への投稿が目標です。

もちろん内容的には国内学会に投稿せざるを得ない場合もありますが。

ちなみに、ぼくは研究テーマが日本特有のものだったので、国内学会にしか投稿してません。国際学会に投稿してる人を見て羨ましがってました、、、。

辞書や翻訳機能使いながらでも、英語で論文書く力が身につくのはかなりの財産になりますよ。

なお、最近はChatGPTも出てきたので、より研究が進めやすくなりましたね…!
» 【安全】ChatGPTを使った論文・レポートの書き方【注意点あり】
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留学生とコミュニケーションを図ることができる(Listening&Speaking)

リスニング・スピーキング面でいうと、留学生とのコミュニケーションになりますね。
意外と最難関かもしれない。

かくいうぼくも2年連続で留学生のチューターをやったりしましたが、難しかった。
やっぱり日本の英語教育的に聞く・話すは弱いんですよね。

同じ研究室で過ごすメンバーだし、場合によっては共同で研究する場合もあります。
そのためにも、留学生と簡単な会話ができるようにはなっておきたいですね。

また、英語スキルは就職活動でも活きてくるので、大学院生のうちにしっかり勉強しておきたいですね。

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大学院で英語レベルを向上させる勉強法

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では、英語レベルはどうアップさせていくべきか。

ぼく的に大学院は英語能力をアップさせる絶好の機会だと思います。

ちなみにぼくの場合、大学院入学前はTOEICスコア550でしたが、大学院修了直後は630まで上がっていました。大学院時代TOEICの勉強を一切していないのに。

つまり、大学院生活を通して地肩がついたということ。その地肩をつける方法を紹介していきます。

①英語論文を読みまくる

まずは、英語論文を読みまくること。
ここでリーディング力を鍛えます。

結局社会に出てからも使うのは英語のリーディングです。情報収集する上で欠かせない能力ですから。

具体的な勉強手順

  • まずは何も使わずに読んでみる
  • 読んでわかったことを簡単にまとめる
  • 次は辞書や翻訳機能を使って読み進める
  • ①と③でどれだけ理解に差があるか確認
  • ①〜④を繰り返しつつ、初見の精度を上げていく

個人的にはこれが一番効率いいかなと。学習の基本であるインプットとアウトプットが取り込まれている上に、④で現状をチェックすることもできるので。

※論文の読み方・探し方は下記を参考にどうぞ。
» おすすめの論文の読み方
» おすすめの論文の探し方

②留学生のチューターをする

次は留学生のチューターです。

チューターとは、日本に来たばかりで右も左もわからない留学生の補佐役として、住民登録の手伝いや銀行口座の開設、学内での諸手続きを手伝うというもの。

実際ぼくも2年間留学生のチューターをやりましたが、かなり英語への向き合い方が変わりました。留学生と思うように話せない自分に腹が立ちましたね。

けど、留学生側もこっちが英語苦手なことをわかってます。さらに、留学生は留学生で日本語が苦手。
お互いの苦手を認識しつつ、一緒に言語能力をアップさせていく意識が大事です。

③オンライン英会話を習慣化する

最後がオンライン英会話です。
「大学院関係なくね?」と思うかもしれませんが、あえて大学院と関係ないところでも英語学習をするべきです。

というのも、社会人になってからは仕事が終わった後とかに自主的に英語学習しなきゃいけません。
その習慣を大学院の間に身に付けておくのはかなり重要。社会人になってから差が出ます。

無料体験ありのオンライン英会話

1日30分だけでもOK。マイペースでやれる有名オンライン英会話をまとめてみました。すべて無料体験があるので、気になるのを試してみましょう。

» ネイティブキャンプ
» レアジョブ英会話
» DMM英会話

まとめ:英語レベルが低くても大学院でやっていけます

まとめ:英語レベルが低くても大学院でやっていけます
  • 大学院入試で必要なTOEICスコアは600点くらい
  • 外国論文と留学生と向き合って英語力上げよう
  • 大学院での活動外でも英語学習を習慣づけよう

いかがでしたか。

ぶっちゃけると英語のレベルが低かろうが大学院ではやっていけます。
むしろ大学院で英語力アップのきっかけを掴みましょう。

AIや翻訳機能が発達したからと言って、英語を扱えることで損することはないです。
ぼくも勉強中。一緒に英語力上げていきましょう。

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それでは、また。

  • この記事を書いた人

うぃる

海外テックメディアの編集者。新卒で建設会社に就職→1年半で退職→英語力0で海外転職→未経験から海外企業のSEOライター/エディターに。仮想通貨メディア6サイトを運営中。激ムズKW「仮想通貨 おすすめ」で検索1ページ目獲得、などの実績あり。「海外転職」「外貨獲得」の実体験を書いていきます。

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