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本記事の内容
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
この記事を書いているぼくも、学部生の頃に選んだ研究テーマは「はずれ」でした。
しかし、なんとかその研究をB4からM2までやり通して、無事に大学院を修了することができました。
ということで、そんなぼくが研究テーマがはずれだったときの対処法やそもそもハズレの研究テーマを選ばない方法を解説していきます。
これから研究テーマ選びを控えている学部4年生、すでにはずれの研究テーマを選んでしまった修士の方、それぞれに役立つ内容となってます。
それでは、ぜひ読み進めていってください。
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はずれの研究テーマを見極める3つの基準
早速、はずれの研究テーマを見極める基準を紹介していきます。それが、以下の3つです。
- 先輩の先行研究があるか
- 過去の研究の焼きましでないか
- 調査方法はどうなりそうか
それぞれ解説していきます。
①先輩の先行研究があるか
1つ目が、先輩の先行研究があるかどうかです。
なぜなら、先輩の先行研究があると、研究がスムーズに始めやすいから。
もっと具体的にいうと下記のメリットがあります。
- 研究の仮説・目的が決めやすい
- 研究方法を考えやすい
- 先輩や教授からアドバイスを受けやすい
特に重要なのが、研究の仮説や目的を決めやすい点ですね。
先輩の先行研究には、まとめや考察部分に「今後の課題」が載っている場合が多いです。
その課題を自分の研究テーマにしてしまえば、研究のスタートダッシュが切りやすくなります。
先行研究がない場合
一方で、先行研究がない研究は0から仮説、目的、方法を作り出さないといけません。
実際、ぼくはこのパターンでかなり苦労しました。。。
なので、まずは所属する研究室に先行研究のストックがあるのかをリサーチしておきましょう。
②過去の研究の焼きましでないか
2つ目は、過去の研究の焼き増しではないかをチェックしましょう。
というのも、研究には「新規性」が求められるからです。
実際、ぼくは院生の間に何回も学会に論文を投稿しましたが、審査のたびに「新規性」はなんですか?と問われましたね。
つまり、先ほど書いた先輩の先行研究を参考にするだけじゃだめなんですよね。
ぶっちゃけ、過去の研究の焼きましなら研究自体は楽になるので、楽したい人はある意味「当たり」かも。
でも、それが学内発表や学会で評価されるかといったら、うーん…って感じになります。その意味では「はずれ」ですね。
③研究方法はどうなりそうか
3つ目にチェックすべきは、研究方法です。
なぜなら、研究方法が煩雑すぎるとかなり苦労するからです。
ぼくもここをまったく意識せず研究を選んたせいでえらい目にあいました。
アンケート調査を実施したのですが、その内容がとある市内の住宅3,500世帯に対してポスティングをしていくというものだったんです。
後輩とかをお金で雇って数十人で実施しましたね。マジ地獄でした。(ある意味いい経験だったけど。。)
ぼくみたいにならないように、事前に研究方法を把握しておきましょう。
とはいっても、研究テーマだけじゃわからないと思うので、それこそ先輩の先行研究を見たり、教授にヒアリングしたりと事前にリサーチしておくのが大切です。
研究テーマがはずれと気づいたときの対処法3選
こちらはすでに研究テーマが決まったB4や修士野学生さん向け。
ぼくが考える研究テーマがはずれだと気づいたときの対処法が以下の3つです。
- 研究テーマを少し軌道修正する
- 研究テーマを変更する
- 研究する意義を見つけて耐え抜く
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①研究テーマを少し軌道修正する
まず一番優先してほしいのは、研究テーマの軌道修正です。
というのも、途中で研究テーマを変えるのはなかなかハードルが高いから。
ぼくの研究室の先輩も修士2年の秋に研究テーマを変えてましたが、かなりきつそうでした。優秀な方だったんで無事修了できてましたが。
- 研究目的
- 研究方法
- 調査・実験
このあたりをイチから作り直すのはかなり大変ですよ。
なので、基本は軌道修正という方針をとりましょう。
その際は、シンプルに担当教授に相談すればOKです。
②研究テーマを変更する
「軌道修正したところで、そもそも題材が嫌い!」みたいな人は、思い切って研究テーマを変えてもいいと思います。
なぜなら、自分が興味ない・嫌いなテーマでいくらやっても成果は出ないから。
それならさっさと変えましょう。ここで重要なのは、スピード感です。
この決断が遅くなればなるほど、自分の首をしめます。早ければ早いほど、新しい研究に使える時間が増えるということなので、決断はお早めに。
このパターンもまずは担当教授に相談するのが早いですね。
③研究する意義を見つけて耐え抜く
忍耐力のある人は、研究する意義を見つけて耐え抜くパターンでもいいと思います。
実を言うと、ぼくもこのパターンです。
ぼくはあんまり関心のない研究テーマを選んでしまったのですが、以下を意識して耐え抜きました。
- 論文を選ぶ力、読む力を身につける
- 本を読み込む力を身につける
- 興味ないことでも勉強できる基礎耐力をつける
研究テーマに意義を見出すのではなく、研究活動そのものに意義を見出したかんじです。
研究で培われるものは今後のキャリアでも必ず活きてきます。そういったところでモチベを保つのもありですね。
おかげさまで、ぼくがブログで書いた「論文の読み方」や「本の読み方」はいろんな方に見ていただけてます。
» 【学生必読】論文の探し方にはコツがある話
» 読書術マスターまでの完全マップ
研究テーマについてよくある質問
下記からは研究テーマに関するよくある質問について回答していきます。
すべてわりと大事なことなので、ぜひチェックしておいてください。
そもそも研究テーマってどうやって決めるの?
そもそも研究テーマはどう決めるの?と思っている方向けに、かんたんに解説していきます。
まず、研究テーマの決め方には以下のパターンがありえます。
- 自分の興味関心で決める
- 担当教授と相談して決める
- 担当教授から研究テーマを決められる
大体この3パターン。
ちなみに、ぼくは「担当教授から研究テーマを決められる」パターンでしたね。
具体的にいうと、教授から10つの研究テーマが与えられ、ほくを含める同期10人が相談しつつ自分がやりたいものを選んでいくって感じでした。
結果、ぼくはハズレをひきました笑
あなたはハズレをひかないように今回紹介したことをぜひ意識してください…!
研究テーマを変えても就活に支障ない?
あんまり支障ないかと。理由は2つです。
- 研究テーマよりも学会投稿・発表の回数が大事
- 入社後、研究テーマと実務が密接に関わることは少ない
①学会投稿・発表のほうが大事
ぼくも体験しましたが、就活で提出するESも面接も一応研究内容は聞かれます。
ですが、あんまり深くは聞かれず、どちらかというと論文の発表経験を重視していたイメージです。
なので、研究テーマを変えたところで、その後にしっかり論文投稿していればOKです。
②入社後、研究テーマと実務が密接に関わることは少ない
ぶっちゃけ就職後に大学院の研究テーマ関連に進めるかというとそんなことはないですね。
ぼくも今研究テーマと全然関係ない分野で働いてます。
なので、「一生このテーマで食っていくんだ!」というようなモチベで研究テーマは選ばないほうがいいですね。もっと気軽に考えましょ。
③そもそも大学院やめるのはあり?
結論、なしです。
なぜなら、大学院を出るだけで就活は有利になるし、修士だけなら2年ですからね。
普通にもったいないです。
» 大学院卒は就職において有利?【学部卒との違いも解説】
ただし、例外はあります。それが以下のとおり。
- どうしてもやりたいことがある
- メルタルを病んでいる
この場合はやめる理由が正当なので、やめてOKです。というか、さっさとやめて次の道を探したほうがいいですね。
詳しくは『大学院を辞めたいと思った時の対処法ロードマップ4STEP【我慢ダメ】』で紹介しています。
大学院を辞めたいと思った時の対処法ロードマップ4STEP【我慢ダメ】
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はずれの研究テーマをひかないためにも自己分析しよう
- 先行研究・調査方法に注目しよう
- はずれを引いたら教授に相談しよう
- 大学院をやめるのは基本なし
いかがでしたか。
ハズレの研究テーマを選んでしまうと結構つらいですよね。
しかも、ハズレだとわかるのは、割とあとからの場合もあります。
なので、そもそもハズレの研究テーマを引かない方法も大事ですが、ハズレの研究テーマを選んでしまったときの対応策もしっかり抑えておきましょう。
自己分析も大事
そう考えると、自分に興味がない研究テーマを選ばないためにも、まずは自分の興味関心を分析することが大事ですよね。
下記のサービスは、無料で自己分析できるのでやってみてください。
大学院生の頃、ぼくも『自己分析ツールのおすすめ7選』で紹介したようなツール使いまくって自己分析しました。
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参考になればうれしいです。
それでは、また。