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「研究室についていけない」と感じるのは自分だけ?【対処法も解説】

2022年7月5日

研究室についていけないんだけど、そう感じているのは自分だけなのかな?研究室についていけないときの対処法も知りたい。
悩んでいる人
うぃる
今回はこうした悩みに答えます。

本記事の内容

本記事の執筆者


本記事の執筆者(大学院生)

うぃる(@willblog13

この記事を書いているぼくは、2022年3月に大学院を修了し、現在は東京のとある大企業で働いています。

そんなぼくですが、学部4年生のときや大学院1年生のときは研究室の活動についていけず、苦しんでいました。

  • 論文はちゃんと読めない
  • 教授の質問にまったく答えられない
  • 先輩たちが何を話しているのかわからない

って感じでした。
しかし、段々と研究室についていけるようになり、無事大学院を修了。

なので、今回は研究室についていけないと悩んでいる2,3年前のぼくのような方に向けて対処法等を解説していきます。

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「研究室の活動についていけない」と感じているのは自分だけ?

「研究室の活動についていけない」と感じているのは自分だけ?

研究室に配属されてゼミなどに参加していると、

「先輩たちが話すレベル高すぎる」
「自分、研究に向いていないな」
「このままだと研究室のメンバーについていけないな」

と不安になってしまいますよね。

しかし、これは誰もが思うことだと思います。
ぼくもその一人でした。

ということで、ぼくの体験談も踏まえつつ、この不安に対してアンサーを書いていきます。

誰もが最初は研究室の活動についていけないと感じている

結論、誰もが最初は研究室の活動についていけないと感じています。
安心してください、あなただけじゃないです。

では、なぜ研究室についていけないと感じるのか。
理由は、研究室の活動で大きく成長できるとともに、先輩たちと比較してしまうからですね。

研究室の活動で大きく成長するからこそ、先輩たちとの1、2年の差で雲泥の差がついてしまいます。

これって研究室に限らない話だと思うんです。
部活動とかでも1、2年間の差はかなり大きく感じますよね。
でも、部活動ではそれが当たり前だから何も感じないだけ。

一方で、なぜか研究室配属になると、入った瞬間から教授や先輩と対等に話せると勘違いしてしまいます。

繰り返しにはなりますが、研究室に配属されたときに「ついていけない・・・」と感じるのは当たり前です。
ぼくも最初はそう感じたし、多分教授や先輩だって最初はそう感じていたはず。

なので、ついていけないからって落ち込むのは一旦やめましょう。

ぼくが研究室についていけないと感じたときの体験談

もう少しぼくの体験談を深掘りしていきます。

ぼくは研究室に配属されてばかりのときと、学会への論文投稿がリジェクトされたときに「ついていけない!無理!」と感じました。

研究室に配属されてばかりのとき

研究室に配属されてすぐのときは、右も左もわからない状態で、1つ1つの物事を理解するのにすごい時間がかかっていました。

そして、周りの先輩と比較しちゃうので、余計落ち込むんですよね。

しかし、段々と「先輩と比較するのは不毛だな。地道に自分のペースでがんばればいいんだ。」ということに気づけて楽になりました。

学会への論文投稿がリジェクトされたとき

学会への論文投稿がリジェクト(審査に落ちる)されたとき、かなり落ち込みました。

理由としては、論文1つ投稿するのに、莫大な時間と労力がかかるからです。

その時間と労力を全否定されるようなものなので、普通につらいですよね。

そのときは、教授から「俺も何回もリジェクトされたことある」という話を聞いて、教授でもリジェクトされることがあるという事実を知り、楽になりました。

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研究室についていけないと感じる瞬間とその対処法5選

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以下では、研究室についていけないと感じる瞬間とその対処法を解説していきます。

ぼくの視点で選んだのが以下の5つ。

  • 飛び交う専門用語が理解できない
  • 論文の読み方がわからない
  • ゼミで教授の質問に答えられない
  • 研究の発表が上手にできない
  • 論文で論理的な文章が書けない

それぞれ対処法とともに解説していきますね。

①飛び交う専門用語が理解できない

1つ目が「飛び交う専門用語が理解できない」というときです。
特に研究室配属直後とかですね。

飛び交う専門用語が理解できないと、議論にも参加できないため、「ついていけない」と感じやすいのだと思います。

実際にぼくも研究室配属直後は何もわからず、関連書籍やその分野の雑誌を読むなどして、なんとか乗り切りました。

では、対処法は何か。
答えはシンプルで「勉強するしかない」です。

用語がわからないというのは単純に勉強不足なだけなので、勉強するしかないんですよね。
でも、逆に勉強さえすれば、この欠点は克服できるので、楽なものだと思いますよ。

②論文の読み方がわからない

2つ目が論文の読み方がわからないときです。

研究を進める上では、既存の論文をいくつも読まないといけないので、挫折のきっかけになりやすいですよね。

ぼくも最初は論文の読み方わからずに、1つの論文に数時間かけていたこともありました。

ただ、解決策があって、実践すると論文を1つ30分程度で読めるようになります。
その方法は『論文の読み方でおすすめなのは「落合陽一式」【元大学院生が紹介】』で詳しく解説しています。

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③ゼミで教授からの質問に答えられない

3つ目がゼミで教授からの質問に答えられないときです。
ゼミでは教授からかなり鋭い角度の質問が飛んでくる場合があります。
そのときにすんなり返答できないとさらに詰められるんですよね。

ぼくのゼミでも、教授からの質問に答えられず頭を抱える人を何度も見てきました。

では、教授の質問に答えられない場合、どう対処するべきなのか。対処法は以下です。

  • 普段から自分の研究に対して、客観的な視点を持っておく
  • ゼミの前に質問対策をしておく
  • わからない場合は「わからない」と言う

上の3つを意識していれば、OKかなと。

特に重要なのが、わからない場合は「わからない」と言うということ。
意外とこれできないんですよね。

でもわからないのに無理して答えても、さらに質問が飛んでくるだけなので、無理しないのが一番だと思います。

④研究の発表が上手にできない

4つ目は研究の発表が上手にできないときです。
研究の発表もめっちゃ緊張するので、挫折の原因になりやすいかも。

研究の発表に対する対策は以下のとおり。

  • 発表資料(パワポ等)を作り込む
  • 発表の練習をしまくる
  • 基本的に発表資料を読み進めるだけにする

大学院生はスティーブ・ジョブズみたいに製品のよいところをプレゼンするわけではないので、発表資料を棒読みするだけでもOKなんですよね。

ただし、棒読みして相手に納得してもらうためにも、発表資料の作り込みが最重要になってきます。

⑤論文で論理的な文章が書けない

5つ目が論文で論理的な文章が書けないというときです。

研究室に入ると最低1つは論文を書くようになると思いますが、そのときに重要なのが論理的な文章。

意外と論理的な文章って普段書かないし、研究室配属前も書く機会があまりないですよね。

なので、研究室に入って、論理的な文章が書けずに「ついていけない。無理。」と感じやすくなってしまうのだと思います。

対策①「文章の書き方を学ぶ」

まずは論理的な文章の書き方を学びましょう。

論理的な文章を学べる本は『論文の執筆に役立つおすすめ本5選』にまとめました。

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対策②「たくさんの論文を読む」

論理的な文章をアウトプットするためには、論理的な文章をインプットすることが大事です。

その意味でも、自分に関係のある論文を探して、いろいろな論文を読み込んでみましょう。
それだけでも、「あ、論文ってこう書けばいいんだ」と感覚が研ぎ澄まされてくると思います。

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まとめ:「研究室についていけない」のはシンプルに経験・知識不足

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最後にまとめです。

結論、「研究室についていけない」と感じる主な原因は、経験・知識不足なんですよね。
その理由は、本記事の内容を見てもらえばわかると思います。

専門用語がわからないのも、論文が読めないのも、発表や受け答えが上手にできないのも、論理的な文章が書けないのも、経験・知識不足です。

少々厳しい話にはなりましたが、今「研究室についていけない」と感じている人はもう少しの間がんばってみましょう。
1ヶ月、2ヶ月研究室を真面目にがんばるだけで、かなり成長します。

そして、そのときには「なんでこんなことで悩んでいたんだろう」と思うようになっているはず。ぼくがそうだったので。

なので、研究室についていけないと思っても、諦めずに続けてみましょう。
きつい・・・と思ったら、その都度立ち止まって休憩すればいいだけです。

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それでは、また。

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