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本記事の内容
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
この記事を書いているぼくは、2022年3月に大学院を修了し、現在は東京のとある大企業で働いています。
研究が進まないのは辛いですよね。。
実際ぼくも大学院時代は何度も研究で挫折しました。
» 「研究室についていけない」と感じるのは自分だけ?
と感じたり、、、
» 論文がリジェクトされて落ち込む経験
を何度もしたり、、、
ただ、今回紹介する対処法を実践してなんとか立ち直ったんですよね。
ということで今回は実体験を踏まえつつ、研究が進まない原因とその対処法について紹介していきます。
あなたもこの記事を読めば現状を打開するためのヒントを得ることができますよ。
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研究が進まない原因や理由5選
研究が進まない主な原因や理由が以下の通り5つあると考えられます。
- 研究にかける労力や時間が足りていない
- 研究テーマや内容に無理がある
- 研究の目的や方向性が定まっていない
- 研究に対する理想が高すぎる
- 誰かに相談する癖がついていない
それぞれ実体験も踏まえて具体的に説明していきます。
①研究にかける労力や時間が足りていない
1日寝る時間とご飯の時間以外は全部研究に費やしているという人は次の原因・理由に移ってください。読む必要ないので。
ただ、1日の研究時間が7時間より少ないです、みたいな人はシンプルに研究時間が足りていないですね。
なぜなら、研究者の中には、信じられないぐらい研究に没頭している人たちがゴロゴロいるから。それよりも研究に向き合う時間が少ない人が成果を出せるはずがないです。
たとえば、ぼくも大学院生の頃は、1日12時間くらい研究と向き合ったこともあります。具体的にいうと、12時間くらい過去の論文をぶっ通しで読んでました。まじつらい。
とはいえ、「いや、時間かければいいってもんでもないでしょ」という意見もあるはず。
たしかにそう。ぼくもそう思っていました。
ただし、時間かけないと何がわからないのか、何でつまづいているのかすら分からないんですよね。
なので、毎日10時間以上作業しろとは言いませんが、行き詰まったポイントでは集中的に研究と向き合う時間は必要です。
②研究テーマや内容に無理がある
研究が進まない原因・理由の2つ目は、「研究テーマや内容に無理がある」ということです。
最初に設定した研究テーマや内容の難易度が高いと、うまくいかないのは当たり前。
研究テーマや内容は指導教員の指示で決める人も多いですが、その時点でその研究は現実的であるのかはきちんと確認しておいたほうがいいですよ。
実際ぼくも所属していた研究室で前例のない研究テーマに手を出したためにかなり苦労しました。
なかなか成果が出ないときは、そもそも最初に設定した研究テーマに無理がないかどうか見直してみてください。
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③研究の目的や方向性が定まっていない
研究が進まない原因・理由の3つ目は、「研究の目的や調査の方向性が定まっていない」ことです。
なぜなら、目的や調査は研究の根幹であり、そこを無視して自分の好きなように研究を進めると研究の軸がぶれてくるからです。
無駄な情報や実験を削ぎ落して、ゴールまでの道のりをハッキリさせることで方向性のズレを修正できます。
なので、自分の研究の目的は明確か、それに向けて不必要な情報まで集めていないか、を今一度確認しましょう。
ちなみに、ぼくがこの思考に至ったのは「イシューから始めよ」という本を読んだからです。行き詰まったらぜひこの本読んでみてください。
④研究に対する理想が高すぎる
研究が進まない原因・理由の4つ目は、「研究に対する理想が高すぎる」ということです。
研究に限らず、目標や理想が高すぎると現状の自分とのギャップに絶望しますよね。
よく陥りがちなのは
- 絶対に有意な結果を出さないといけない
- 世間をあっと驚かせる事実を発見したい
- 失敗ゼロで実験・調査を終わらせたい
のような思考です。
実際、研究は超地味な作業の繰り返しだし失敗も恐ろしいほどします。
トーマス・エジソンは白熱電球を発明するまでに2万回以上失敗した、という有名なエピソードがありますよね。それを考えれば研究がうまくいかないなんて当たり前。
目標は現実的なところにとどめて地道な作業を淡々としていきましょう。
なお、修士論文はめちゃくちゃでもなんとかなりますよ【例外あり】で解説しているとおり、修士論文はなんだかんだレベル高くなくても通りますからね。
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⑤誰かに相談する癖がついていない
研究が進まない原因・理由の5つ目は、「周りに相談するのをためらい、一人で溜めこんでモヤモヤしてしまう」ということです。
というのも、人間が1人で悩んで解決できることで大したものはないからです。
とはいえ、ぼくも同じでした。
教授に相談するのがめんどくさく自分であれこれ悩んでた時期がありました。
けど、どうにもいかなくなって教授に相談しにいったら一発で解決策が見つかったんですよね。。。
「悩んでた時間は何だったんだ」とめちゃ後悔しました。
ぼくもこの経験から、もう1人だけで悩むのは辞めにしようと決めました。
「自分の研究は自分しかわからない」みたいな思い込みは完全になくしましょう。
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大学院で研究が進まないときの対処法5選
ここからは、上記で紹介した研究が進まない原因・理由に対する対処法を5つ紹介していきます。
- 周囲(教授や先輩)に相談する
- 研究にかける時間を増やす
- 研究に対する理想を下げる
- 研究の目的・仮説・実験方法を見直す
- 研究テーマを変更する
それぞれ解説していきます。
①周囲(教授や先輩)に相談する
研究が進まないときにまずすべきことは「人に相談すること」です。
先程も書いたように、自分で解決できることはたかが知れてるからです。
人に話すメリットは以下の通り。
- 第三者の目線・意見を得れる
- 自分が知らない知見を得れる
- 思い込みから抜け出せる
研究が進まないときって自分の思い込みでどんどん視野が狭くなっちゃうんですよね。
そんなときはさっさと第三者の意見をもらって、思い込みで排除していた考え方を発見しましょう。また、知らなかった知見が解決策の糸口になることもしばしばあります。
なお、一度自分の頭で考えて悩んだ末に相談するようにしてくださいね。一度自分で考える癖はつけておいたいいです。
②研究にかける時間を増やす
研究が進まないときの対処法2つ目は「研究にかける時間を増やす」ことです。
研究時間を増やす具体的な方法
- 朝早く研究室に行く
- 休日も研究室に行ってみる
- カフェ等に場所を変えて研究してみる
一番オススメなのは朝早く研究室に行くこと。逆におすすめしないのが夜遅くまで粘ること。
研究は思考することがメインなので、頭の働かない夜に行っても効率悪いです。さらに、朝より夜のほうが研究室メンバーが多くて、つい喋っちゃったりしますよね。
なので、「朝活」をしてみましょう。ちなみに、ぼくは大学院生時代に5時起きの身体にしました。
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また自分の研究時間を相対的に把握するためにも同期や先輩の研究時間も観察してみましょう。研究時間が多いと思っても、意外と周りより研究にかけている時間が少ない可能性もありますよ。
③研究に対する理想を下げる
研究が進まないときの対処法3つ目は「研究に対する理想を下げる」ということ。
なぜなら、自分の理想が高すぎて研究がうまくいっていないと勘違いしている可能性もあるからです。
個人的にオススメなのは「とりあえず論文が形になればいいや」と考えることです。
メリットは以下の通り。
- 着手しずらかったところが進むようになる
- 論文が形になると、細かいところを修正したくなる
- 全体像が見えると、ボトルネックが見えてくる
現実的な目標にするとともに、研究の全体像を見渡せるようになると、意外とどんどん進むようになります。
ぼくもとりあえず修士論文を書く際、まずは論文の目次と大枠を完成させてから細かいところをどんどん埋めていく方法を取っていました。
結果、かなりスピーディーに論文仕上げることができましたよ。
研究にあまり理想を抱きすぎないように気をつけましょう。
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④研究の目的・仮説・実験方法を見直す
研究が進まないときの対処法4つ目は、「研究の目的・仮説・実験方法を見直す」ことです。
なぜなら、研究の目的や仮説などの原点に戻って考えてみると、研究の本質部分を再確認できるからです。
たとえば、
- この作業は本当に必要なのか
- 今の研究手法は正しいのか
- 仮説を検証するためにはどんな材料が必要なのか
などを再確認できます。
「研究の進まない!」と感じているときは、つい目の前の作業を進めることに夢中になってしまうんですよね。そのため、最終的なゴールを見失いがち。
なので、新たな視点が得たり、今やっている進め方を再確認するためにも改めて目的など本質部分を見直すようにしましょう。
仮説検証がマジ大事
なお、現在の取り組みや結果が仮説等と大きな異なっていても、失敗とは思わず、次の実験に材料活かせると捉えましょう。
そういった仮説→検証→改善のサイクルが研究の醍醐味でもありますので。
ちなみに、ぼくはこういった思考を論文を書く前に読んでおくべきおすすめの本5選【大学生・大学院生】で紹介している本で学びました。良書を集めたのでこちらもぜひチェックしてください。
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⑤研究テーマを変更する
研究が進まないときの対処法5つ目ですが、これは最終手段だと思ってください。
ここまで紹介した対処法で状況が変わらなければ、教授に研究テーマの変更を相談した方がいいです。
そもそも結果を出すのが困難なテーマを設定しているとどうあがいても研究は進まないからです。
具体的なステップは以下の通り。
- 今一度対処法①~④で不備がなかったか確認する
- 指導教員と相談する
- 進め方や方針を変える
- (それでも無理だったら)テーマ自体を変える
研究テーマの変更といったも最初から大きく変える必要はありません。まずは、進め方や方針を変えるだけでもOKです。もちろん、指導教員と相談するのが前提です。
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研究が進まなくて辛いなら気分転換しよ
最後にもう一つ対処法があります。それが一旦研究から離れるということ。
なぜなら、シンプルに研究に対する熱意がなくなっている場合もあるからです。
実際ぼくも大学院生時代何度も研究に対する熱意がなくなりました。
その度に気分転換をして、乗り切っていました。
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それでは、また。