本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
今回は、年間100冊のペースで本を読むブロガーである私が、ただの読書をしていると時間の無駄になる理由について書いていきます。
結論、"ただの"読書は時間の無駄です。
しかし、"ただの"という点がポイントでして、この意味を解説していきまね。
この記事を読めば、ただの読書が時間の無駄である理由を知ることができるとともに、無駄にならない読書ができるようになりますよ。
ただ読書するだけは時間の無駄です
いきなり大否定から入ってしまいましたが、厳密に言うと読書が時間の無駄というのは時と場合によります。
結論からいうとアウトプットしない読書は時間の無駄ということです。
詳しく解説していきます。
ただの読書が時間の無駄である理由3選
- ただ読書しただけでは「情報」が「知識」にならないから
- 本の内容の大部分は忘れてしまうから
- 情報をピンポイントで知るには検索のほうが優れているから
ただ読書しただけでは「情報」が「知識」にならないから
アウトプットしない読書では「情報」が「知識」になりません。
本の内容はアウトプットしてこそ自分の血肉になるものです。
参考
読書が知識を得るのに最も適している理由【オススメの読書術も紹介】
これこそ「時間の無駄」ですね。
本の内容の大部分は忘れてしまうから
エビングハウスの忘却曲線によると、人間の記憶は1回目より2回目のほうが覚えるのにかかる時間や負担が少ないそうです。
つまり、ただ本を1回読んだだけで復習をしなければ、本の内容のほとんどは思い出せなくなるわけです。
きちんとアウトプットという形で復習をしなければ、読んだ本の内容をゴミ箱に捨てるようなものなので、「時間の無駄」ですね。
読書×アウトプットについては、下記の記事で徹底的に解説しています。こちらもぜひ。
» 【効率化】読書は「アウトプット」ですべてが決まる【読書術】
情報をピンポイントで知るには検索のほうが優れているから
ぶっちゃけ、情報をピンポイントで知るには今の時代本よりネットです。
昔は情報媒体が本や新聞しかなかったので、今でも本を崇めている人がいますが、それは間違い。
今では下記のような媒体があって、情報取得の効率が爆上がりしています。
- ネット検索
- SNS(Twitter、Instagramなど)
- YouTube(動画媒体)
正直文字のみの媒体である本よりも、わかりやすいし、情報の取得が早いですよね。
「情報」を得るのが目的であれば、わざわざ①難しく②情報取得が遅く③お金がかかる読書を選ぶのは無駄な行為ですね。
読書が趣味なら問題はない
ここまで辛口に書いてきましたが、大前提としてビジネス書や実用書などの自己研鑚としての読書を話の前提としています。
もちろん趣味で小説やエッセイ、雑誌を読むことは全く問題ないので心配しないでください。
読書 vs ネットどっちが時間の無駄?【岡田斗司夫】
先ほども述べたように、読書とよく比較対象になるのがネットの情報ですよね。
という方も実際いますよね。ぼくもそう思っていました。
しかし、ぼくの意見だけだと説得力がないので、別の方の意見を参照してみたいと思います。
それが、岡田斗司夫さんがYouTubeで話していた読書論。いい話をしていたので、ちょっと紹介します。
読書はお金も時間もかかる
大前提として、本はお金も時間もかかります。
一方で、やっぱりネットは無料だし、すぐにピンポイントで情報を得られます。
だからこそ、「読書=時間の無駄」と言われることが多いですよね。
読書はジム、ネットは散歩
岡田斗司夫さんがおっしゃっていたのは、「読書は脳みそのジム、ネットは散歩」ということ。
もっと詳しくいうと、
- 読書=わざわざお金を払っていて、短調にも見えるが、得られるものが大きい
- ネット=疲れるくらい歩いてしまうことはあるが、得られるものは多くはない
つまり、ネットばかり見ると、脳みそ筋肉が萎縮するということです。
「読書」という筋トレと「ネット」という散歩をバランスよく実施していくことが重要という結論になりますね。
だから、読書は時間の無駄だからネットしか見ないと決めつけないようにしましょう。
参考
ネットは糖質だらけのメシだ!脳味噌筋肉が萎縮するぞ!【岡田斗司夫/切り抜き / 読書の秋 / ネット】
※YouTubeに飛びます。
読書を時間の無駄にしないための方法3選
「ただの読書=時間の無駄」ということで解説してきました。
ではただの読書から脱却するにはどうすればいいのでしょうか。
それは簡単。
「無駄の読書=アウトプットしない読書」ということは、アウトプットする読書をすれば良いのです。
具体的にはこちら。
- 読書で学んだ内容を実践する
- 読書の感想をアウトプットする
- 速読術を身につける
詳しく解説していきます。
読書で学んだ内容を実践する
「実践」が読書を時間の無駄にしない最強のアウトプット方法です。
なぜなら、本で学んだことを実生活に活かしてこそ、読書で得た内容は「情報」から「知識」へと変化するから。
その本を読んだ次の日、学んだことを意識して上司と話してみました。
そうすると、いつも寡黙な上司と上手に雑談をすることができました。
これで読書で学んだことは成功したわけです。
こういった「実践」を経て、本の内容が自分の血肉となるのです。
そして、「実践」というアウトプット方法こそが一番本の内容を本能的に記憶しやすいのです。
読書の感想をアウトプットする
もし「実践」が難しい状況または難しい内容の場合は、本を読んだ感想をアウトプットするようにしましょう。
そのアウトプット先のおすすめがこの3つ。
- 人
- ブログ
- SNS
人というのは、友人や家族、恋人に本の感想を話すというシンプルな方法。
ブログというのは、本の書評を記事に起こして投稿するという方法。
次に、SNSというのは、TwitterやInstagramに本の感想を投稿したり、本の要約を投稿してフォロワーさんに反応をもらうという方法。
中でもぼく個人が推したいのが「Twitter」。
本のアウトプットをしているとついつい長文になってしまったり、うまくまとまらなかったりします。
なので、Twitterで本の感想や内容を投稿すると、「まとめる力」も身について一石二鳥。
ぼくもTwitterで実践していることなので、ぜひのぞいてみてください。
ウィルのTwitterは→こちら
また、取り上げたのはあくまでも一例。アウトプット先は作ろうと思えば簡単に作れます。
自分にあったアウトプット先を見つけるようにしましょう。
【保存版】読書のアウトプット方法おすすめ5選【効率的】
続きを見る
速読術を身につける
最後にちょっと番外編です。
本来は時間を無駄にしない方法を紹介する内容の記事なのですが、一応「無駄な時間を最小限にする方法」も共有しておきます。
それが「速読術」です。
といっても、巷でよくいわれる目のトレーニングをしてどうたらこうたらっていう速読ではありません。
ぼくが推奨するのが「スキニング」という方法。
簡単にいうと、「読む場所を取捨選択し、本の全部を読まない」という方法。
先程も書いたように基本的に本の内容は数日、数週間経つと忘れてしまいます。
ってことはそもそも忘れてしまうような興味のない場所は読まなければいいというのがこの方法の特徴。
手順は以下の通り。
- 本を読む目的を明確にする(何を学びたいのか)
- 本の表紙、帯、まえがき、あとがき、そして目次をみて本の全体像を確認する
- 目次をみて自分が読む場所読まない場所を決める
- 自分が一番興味のあるところから読み進める
という感じ。
読書時間を最小限に抑えつつも、自分の得たい情報は得られるというのが、スキニングのメリットです。
もし本は読みたいけど、時間を無駄にしたくない!という方はこの方法を実践してみてはどうでしょうか。
【読書術】「全部読まない」が本を早く読む最適の方法です【速読】
続きを見る
「ただ読書するだけは時間の無駄」のまとめ
- アウトプットしない読書は時間の無駄
- アウトプットでおすすめの方法は「実践」「人に話す」「ブログやSNSに投稿」
- 「スキニング」をマスターするのも一つの手
いかがでしたか。
今回は「ただの読書=時間の無駄」という少し毒がある内容を書いてみました。
このブログの関連記事を読んでもらえればわかると思いますが、単純にぼくは正しい読書方法を身につけてほしいだけなので、、、。
そんな正しい読書方法が身につく記事がこちら。ぜひご覧ください。
» 読書術マスターまでの完全マップ【入門~上級まで:全15記事で解説】
皆さん、良い読書ライフを!
それでは、また。 続きを見る 続きを見る
読書術マスターまでの完全マップ【入門~上級まで:全15記事で解説】
ビジネス書が読み放題のサービス7選を比較【おすすめの選び方も解説】