本記事の内容
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
年間300冊のペースで本を読み、これまで読書術に関する本を10冊以上読んできたブロガーである私が、本の内容を忘れる原因と忘れないための読書術について書いていきます。
本記事では、本の内容を忘れる原因と忘れないための読書術について紹介します。
この記事を読めば、自分が重要だと思う部分を忘れなくなり、本の知識を自分のパワーにすることができますよ。
【大前提】ぶっちゃけ本の内容の90%は忘れるのが現実
みなさんは「本の内容を忘れてしまう、、、」という悩みを抱えて、この記事を読んでいると思いますが、ぶっちゃけ全く問題ないです。
本の内容は忘れて当然。
冷静に考えてください。
一般的にビジネス書だと1冊あたり8万字~12万字ほどの文字数があると言われています。
8万字~12万字をまとめて覚えていられると思いますか?いや、思いません。(反語)
しかも、ビジネス書や実用書の場合、8万字~12万字すべてが有益であるかといったらそうではありません。
なので、本の内容を全部覚えようというのはやめにしてください。読書は受験勉強ではないので。
これからは、自分にとって本当に重要な部分だけは覚えるという思考に変えていきましょう。
この思考を前提として、今回は記事を読んでください。
本の内容を忘れるのには5つの原因があった
では、自分にとって本当に重要な部分でさえ忘れてしまう人は、どういった読書をしているのか。
読書術の本を大量に読み込んできたぼくが原因を5つにまとめました。
本の内容を忘れてしまう原因5選
- 本を読む目的を明確にしていない
- 速読してしまっている
- だらだらと読んでいる
- アウトプットをしていない
- 自分のレベルにあってない本を読んでしまっている
本を読む目的を明確にしていない
最初に考えられる原因は「本を読む目的を明確にしていない」ということです。
本を読む目的を明確にすると、自分にとってどこが重要なのかの基準がはっきりします。
そのため、自分が重要だと思う部分は脳に残るし、自分が重要でないと判断した箇所は忘れていきます。
しかし、目的を持たずに漠然と読んでいると、重要な箇所も重要でない箇所も記憶には定着せずに忘れていきます。
速読してしまっている
みたいな人がいますが、そういう人は大概「本を読むこと」自体が目的になってしまっています。
そして、いざ本の内容を説明しようとすると説明できないことがほとんど。
それよりは速読せずに自分の目的に沿った知識を深く蓄えていくほうがもっと価値があります。
だらだらと読んでいる
速読がだめなら時間かけてゆっくり読むのはどうなんだという意見もありそうですが、ぶっちゃけダラダラ読みもNGです。
なぜなら、人は時間制限を設けたほうが脳のパフォーマンスが向上するから。
だらだら読むのは頭に残らない+時間の無駄になる可能性が高いので、やめましょう。
アウトプットをしていない
ぶっちゃけ今回一番伝えたいことが「アウトプット」。
読書の内容を定着させるには「アウトプット」は必須です。
脳では日頃たくさんの情報を処理しています。
その中で重要なことは覚える、重要でないことは忘れるという作業をしているので、本の内容を覚えるためには、「この内容は重要なんだ」と脳が感じること大事です。
その脳に重要だと思い込ませるのに最適なのが、行動や話すといったアウトプットなのです。
なので、本は常にアウトプットとセットで考えるようにしてください。
自分のレベルにあってない本を読んでしまっている
本の内容を忘れるか忘れないかは本選びから始まっています。
先程も書いたように本は漠然と読むのではなく、何か目的があって読むものです。
自分のレベルを遥かに超えている本は本の内容を忘れる以前の話です、本の内容を理解できないことが多いので、本は無理にレベルを上げないようにしましょう。
5つの読書術で本の内容を忘れることはなくなる
では、本の内容を忘れるという悩みを解決するためにはどんなことに気をつければいいのでしょうか。
それは、先程紹介した本の内容を忘れてしまう原因とは逆のことをすればいいのです。
まとめたのが以下。
本の内容を忘れない読書術
- 本を読む目的を明確にする
- 本当の速読「スキニング」を身につける
- 読書に時間制限を設ける
- アウトプットする【おすすめアウトプット法5選】
- 自分にあった本を選ぶ【おすすめ選書法3選】
それぞれ解説していきます。
本を読む目的を明確にする
まずは本を読む目的を明確にしましょう。
これだけでだいぶ変わります。
具体的なアクションとしては、
本を読む前にその本を読む目的を3つ書き出しておく
のがいいです。
本を読む前に以下のように自問自答してみるのがおすすめです。
「この本から何を得たいのか?」
「「読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか?」
ちなみに、この方法はメンタリストDaigoさんの「知識を操る超読書術」を参考にしています。
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本当の速読「スキニング」を身につける
多くの読書術の本+ぼくが唯一推奨している速読法があります。
それが「スキニング」です。
いわゆる、自分の目的に関係ある部分のみを読むという「拾い読み」「つまみ読み」ですね。
本を読む目的を明確にしておくことで、自分とは関係のない部分をすっ飛ばして読み進めるので、かなりの時短になります。
具体的には以下の手順で進めてください。
- 本の表紙、帯、まえがき、あとがき、目次から本の全体像を把握
- 読む前にその本から何を得たいのかを明確にする
- 目次を見て読むところと読まないところを明確にする
自分の目的を基準に読む場所を選定することで効率よく記憶に残る読書ができます。 続きを見る
【読書術】「全部読まない」が本を早く読む最適の方法です【速読】
読書に時間制限を設ける
だらだら読みが良くないということは、その逆をすればいいということです。
その案の1つが「読書に時間制限を設ける」ということ。
何か物事を行う場合、制限時間を決めると集中力がアップし、脳が高いパフォーマンスを発揮する
引用:読んだら忘れない読書術、サンマーク出版
時間制限を設けることで読書への集中力がアップし、脳も活発になるのでより記憶に定着しやすくなります。
アウトプットする【おすすめアウトプット法5選】
先程アウトプットの重要性に関しては説明したので、ここでは具体的なアクションプランを紹介。
- 読みながらメモをとる
- 人に話す、勧める
- SNSやブログに書評、感想をアップする
- 読む前に立てた仮説の答え合わせをする
- 実践する
個人的には最後の「実践する」がおすすめです。
特にビジネス書の内容はすぐに仕事に活かせるものばかりなので、すぐにアウトプットできますし、行動が伴うので内容も忘れにくくなります。
アウトプット方法をもっと知りたい!という方は下記の記事を用意しましたので、ぜひ参考にしてください。
【保存版】読書のアウトプット方法おすすめ5選【効率的】
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自分にあった本を選ぶ【おすすめ選書法3選】
先程自分のレベルにあった本を選びましょうと書きましたが、他にも選書方法はあるので3つ紹介します。
- 自分の読みたい本を選ぶ
- 尊敬する人の本を選ぶ
- 尊敬する人が推薦する本を選ぶ
- 入門書を選ぶ
- 古典を選ぶ
ぶっちゃけ選書方法はかなり奥深いです。
なので、度々で申し訳ないですが選書方法も別記事にまとめていますm(_ _)m
ぜひご覧ください。
おすすめの選書方法とサービスを教えます【コツは目的の明確化】
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「5つの読書術で本の内容を忘れることはなくなります」のまとめ
- 本の大部分は忘れてしまう。これが大前提。
- 読書前に本を読む目的を明確にする
- 読書後は必ずアウトプットする
いかがでしたか。
今回は本の内容を忘れる5つの原因とその対処法5選を紹介しました。
この中にはあえて入れませんでしたが、個人的には「複数回読み」もおすすめしています。
受験勉強を思い出してください。英単語を覚えるときは反復練習しましたよね。
つまり、脳が記憶を残すには「何度の利用される情報」と認識されることが条件です。
これは読書でも同じで、本の内容を忘れるというのは単純に繰り返し読んでいない場合も考えられます。
なので、複数回読みも本の内容の定着には役立つので、おすすめです。
複数回読みに関しては別記事にまとめているので、ぜひご覧ください。
本の内容を忘れない読書術は「複数回読み」【時短×記憶定着】
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素敵な読書ライフを送ってください!
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