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本記事の内容
本記事の執筆者
うぃる(@willblog13)
この記事を書いているぼくは2022年3月、無事大学院を修了した身です。
そんなぼくが2年間通って得た知見をもとに、大学院は何するところなのかを具体的に説明していきます。
結論、大学院は「研究するところ」です。
割とみなさんのイメージどおり、真面目に研究に没頭するのがメインになります。
とはいえ、研究以外にも取り組んでいることは多数あるので、その点も解説していきます。
本記事を読めば、大学院進学のための基礎情報を集めることができますよ。
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大学院とは
そもそも大学院の定義とかがわからないって方は、大学と大学院の違いとは?入試・学生生活・就職活動ごとに解説の記事をご覧ください。
- 大学と大学院の違い
- 修士課程と博士課程の違い
- 入試方法や学生生活、就職活動による違い
上記のことを紹介しています。大学院について網羅的に理解できるようになっているので、本記事とセットでお読みください。
大学と大学院の違いとは?入試・学生生活・就職活動ごとに解説
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大学院って何するところなの?
「大学院」と聞くと、以下のような印象を抱く人が多いと思います。
「研究室にこもって研究している」
「難しそうな論文ばかり読んでいる」
「プライベートなしに勉強してそう」
実際の大学院では何するのか。見ていきましょう。
大学院は研究するところ
結論として、先程挙げた印象どおり、大学院は研究をするところになります。
具体的には以下のようなことをしています。
- 自身の研究・実験を進める
- ゼミで研究の進捗報告を行う
- 研究に必要な論文を読み漁る
- 学会等で研究の発表を行う
- 研究に関わる事務作業
割とやることは多めですね。
ぼくも研究が忙しいときは生活が研究一色になっていたこともあります。
以上のように、大学院で何するのかという質問へのアンサーは「研究するところ」となります。
なお、大学院では研究以外にもやることはたくさんあるので、その点を以下で解説していきます。
とはいえ、大学院では研究以外にもやることあります
大学院のメインは研究といえど、サブでいろいろやることがあります。
具体的には以下の通り。
- 大学院の授業の受講
- 就職活動
- TAなど教授の手伝い
- 学部生のサポート
- 自己研鑽
他にもやることはあるかもですが、ざっとこんな感じ。
やることが多々あるので、それなりに忙しくなります。
とはいえ、アルバイトしたりプライベートの時間を確保する余裕はありますよ。
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大学院進学のメリット・デメリット
大学院で何するかがわかったところで、大学院に進学するメリット・デメリットを確認していきましょう。
大学院進学は人生にかかわる大きな選択になります。
だからこそ、メリット・デメリットをしっかりを確認して進学するかどうかを決めていきましょう。
大学院進学のメリット
大学院に進学するメリットが以下の通り。
大学院進学のメリット
- 専門性が向上する
- 基礎的なスキルが向上する
- 学会でいろいろな場所(国内・海外)行ける
- 初任給が高い
- 就活が有利になる可能性がある
①専門性が向上する
大学院に通うことで大学時代よりも専門性が高まります。
先程の「大学院って何するところなの?」でも述べたとおり、大学院では「研究」がメインになるからですね。
今後より技術職や研究職に進みたいと考えている人にはオススメのメリットですね。
②基礎的なスキルが向上する
専門性が向上するだけでなく、基礎的なスキルも向上します。
ここで言う基礎的なスキルとは以下のことです。
- 文章力
- プレゼン能力
- 論理的思考力
社会人になってからも超使えるスキルを習得できるのもメリットですね。
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③学会でいろいろな場所(国内・海外)行ける
意外と見落としがちなのが、学会でいろいろな場所にいけるというメリットです。
海外の学会に参加すれば、大学院のお金で海外に行けちゃいます。
実際、ぼくの先輩もタイに行っていましたね。
とはいえ、ぼくの場合、大学院在籍期間がコロナの自粛期間と丸かぶりだったので、海外はおろか国内にもいけませんでした、、、。
(2023/08/31追記)
無事タイ一人旅にいけました » タイの旅行記
今後は学会もリモートで行っていく可能性は高いので、少し怪しいメリットになるかと思います。
④初任給が高い
大学院進学と聞いて一番感じやすいメリットがお金面だと思います。
実際、ほとんどの企業で大学院出身のほうが初任給が高いですよね。
とはいえ、高いのは初任給です。
会社に入ってからは自分の頑張り次第になるので、要注意です。
⑤就活が有利になる可能性がある
大学院に進学すると就活を有利に進めることができます。
具体的な理由は大学院卒は就職において有利?【修士卒が就活を制する方法も解説】で解説しています。
実際ぼくも大学院に進学して一番よかったメリットだと思っています。
まじで就活楽になる。
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大学院進学のデメリット
続いて、大学院に進学することで生じるデメリットを解説していきます。
大学院進学のデメリット
- 学費など費用がかかる
- 社会に出るのが遅れる
- 多忙な研究生活で人間関係・視野が狭まる
①学費など費用がかかる
当然の話ですが、大学院に進学することでさらなる学費がかかります。
あなた自身にとっては特に何も感じないかと思いますが、親にとってはデメリットかもしれませんね。
でも大学院進学はその学費を払うだけの価値はあると思います。
もし大学院に進学したい場合は、親としっかり相談するようにしましょう。
②社会に出るのが遅れる
これも当然の話ですが、大学院に進学することで、大学生より2~5年社会にでるのが遅れます。
ぶっちゃけこれがデメリットになるかは人それぞれかもしれません。
やっぱり学生と社会人では責任の重さが違うため、そういったメンタリティに差は生まれるかもしれませんね。
「社会に出るのが遅れる」をデメリットにしたくなければ研究をがんばるのみ。
③多忙な研究生活で人間関係・視野が狭まる
忙しく研究生活を送っていると、研究室にこもりがちになるので、人間関係や視野が狭くなっていきます。
ぼくにとっては個人的にデメリットNo.1ですね。
実際、大学院生のとき、(コロナの自粛期間の影響もありますが、)数ヶ月ずっと一人みたいな状態が続いて、がっつり病みました。
まあ、その頃にブログに出会ったので、いいんだか悪いんだかわからないんですけども・・・。
でも意識的に交流をしていかないと確実に人間関係は狭くなっていくので要注意です。
研究室の人間関係が辛いときの対処法【ヒント:無理せず逃げろ】
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大学院進学のために何するべき?
もし「大学院で何するのか」「大学院進学のメリットデメリット」を読んで、大学院に進学したいと思った方は、以下をご覧ください。
大学院に進学したければ、これから紹介する内容は必読です。
ぜひ読み進めてください。
大学院入試の種類を知る
大学院入試には以下の種類があります。
大学院入試の種類
- 一般入試
- 推薦入試
- AO入試
- 社会人入試
一般入試
大学卒業見込みの人、大学をすでに卒業した人が受けられる試験です。
外国語や専門科目の筆記試験・書類審査・面接が主な試験内容となります。
推薦入試
大学の学部にて優秀な成績を修めた学生が、その大学の大学院に進学する際に利用できる制度。
大学院によっては、条件次第で学外からの推薦を受け付けているものもあります。
AO入試
大学入試ではおなじみのAO入試ですが、実は大学院入試でも採用しているところがあります。
簡単に言うと、書類審査や面接によって受験者の人物像が学校の求める学生像に適しているかを判断する入試方法です。
社会人入試
一度社会に出た人を対象とした入試です。
試験内容は大学院によって様々です。
大学院進学までの具体的ステップを知る
大学院進学までには以下のステップを踏んでください。
大学院進学までの5STEP
- 情報収集・資料収集
- 説明会参加・研究室訪問
- 出願準備
- 入試受験
- 合格発表→入学手続き
以上のように、基本的には大学に入るときと同じですね。
唯一違う点は、「研究室訪問がある」という点です。
冒頭でも述べたように大学院でのメインは「研究すること」です。
なので、配属される研究室は必ず見学にいって、実際に何するのかなどを聞くようにしてください。
研究室訪問をするだけで、進学後後悔することは少なくなりますよ。
大学院に進学して後悔する人の特徴とその対策案【実体験あり】
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大学院進学率を知る
ぶっちゃけ大学院進学率はそこまで高くありません。
むしろ年々減少傾向にあるくらいですね。
実際データにあらわれていて、その根拠が以下の通り。
大学(学部)卒業後,直ちに大学院へ進学する者の割合は,令和2(2020)年度では女子5.6%,男子14.2%となっており,男女とも平成22(2010)年以降低下傾向にある(平成22(2010)年女子7.1%,男子17.4%)
引用:第1節 教育をめぐる状況 | 内閣府男女共同参画局
とはいえ、世間の進学率と自分が進学するかどうかはあまり関係がないですよね。
周りに流されて大学院に進学すると後悔する可能性は高まります。
今回は参考のために大学院進学率を紹介しました。
が、後悔しないためにも、世間の進学率はあまり気にせず、自分でよく考えて判断するようにしましょう。
大学院に向いている人について知る
最後に大学院に向いている人について解説します。
大学院に向いている人は以下の通り。
- 学部生のときに取り組んだ研究を追求したい人
- 将来的に研究者・教授になりたい人
- 将来技術的な職につきたい人
上記で共通しているのは「研究が好き」な人だと思います。
冒頭でも紹介したとおり、大学院では生活が研究で一色になる場合があるからです。
勉強好きは大学院に向いていない話
なお、「研究が好き」の一方で、「勉強が好き」という人は大学院に向いていないと思います。
理由としては、研究と勉強って全然違うからですね。ざっくりいうと
- 勉強:すでにある答えを見つける
- 研究:答えは用意されていないし、答えが見つかるかもわからない
ぼくも割と勉強好きの方だったので、最初挫折しました。。。
いくら研究に取り組んでも、納得のいく結果が出ないときの苦しさったらないです。
なので、勉強が好きだから大学院進学するというシンプルな思考は持たないようにしましょう。
自分を知って納得のいく選択を
ここまで、研究に向いている人・向いていない人について解説してきましたが、最終的にはしっかりと自己分析を行って納得の行く選択をするしかないです。
やっぱり自分を知らないと「今何するべきなのか」「将来何をしたいのか」は見えてきませんからね。
ぼくも大学院時代に自己分析しまくったおかげで今はやりたいことに専念できてます。それに、就活にも活きてきますからね。
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それでは、また。
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